発売から6カ月を経て、「Windows 10」がようやく「Windows XP」と「Windows 8.1」を追い抜き、ウェブトラフィックのシェアで2番目に人気の高いデスクトップ向けOSになった。
NetMarketShareが米国時間2月1日に報告したところによると、2016年1月のWindows 10の世界市場シェアは、前年12月の9.96%から11.85%に増加した。この最新の数字は、数カ月にわたって伸び悩んでいたWindows 10の普及率が、ここへきて順調に上向いてきたことを示している。
同時にWindows XPの利用もわずかに増え、前月比約0.5ポイント増の11.4%となる一方、Windows 8.1の市場シェアは10.4%で横ばいだった。
Windows 10のシェア拡大は、この最新OSがようやくメインストリームから一定の認知を獲得しつつある可能性を示唆している。
Windows 10への無償アップグレードの有効期限は、2015年7月29日のリリースから1年間となっており、「Windows 7」および8.1のユーザーに残された時間はあと6カ月だ。2016年の夏にその期限が切れた後は、Windows 10の「Home」エディションを入手するのに119ドル、「Pro」バージョンの場合は199ドルを支払う必要がある。
Windows 7は、1月もデスクトップOSの首位を守った。しかし、シェアは12月の55.6%から52.4%に下がっており、ユーザーがWindows 10に乗り換えつつある兆候がうかがえる。
現在のところ、Windows 10はオプションのアップグレードという位置づけだが、Microsoftはこのステータスを2016年の早い段階で推奨アップグレードに変更する意向だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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