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ヤフー、ホテル予約「一休」を約1000億円で買収へ--ブランドは維持

井指啓吾 (編集部)2015年12月15日 18時58分
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 ヤフーは12月15日、ホテル・旅館予約サイト「一休.com」を運営する一休を完全子会社化することを目的として、株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。12月16日から2016年2月3日にかけて、同社の全株式を取得する。買収金額は約1000億円にのぼる見通し。


左から、ヤフー執行役員 ショッピングカンパニー長の小澤隆生氏、ヤフー代表取締役社長の宮坂学氏、一休 代表取締役社長の森正文氏、一休 取締役副社長の榊淳氏

 両社は同日に記者会見を開催。ヤフー代表取締役社長の宮坂学氏によれば、ヤフーは一休を買収することで、「Yahoo!トラベル」や「Yahoo!予約 飲食店」など、市場が広がっているEC関連サービスの商品を充実させて収益基盤を強化したい考え。買収後も当面は一休.comのブランドを維持して運営し、ビジネスモデルも変更しない計画だという。

 一休の創業者で代表取締役社長である森正文氏は2016年2月10日に退任し、他の役職には就かない予定。森氏は同日の記者会見で、「豊富な人材がいて知名度のあるヤフーと組むことで、一休が伸びていくと判断した。(ヤフーとの)交渉の過程で、信頼して後を託せると思った。非常にWin-Winになるような素晴らしい形での契約だと思っている」と語った。森氏の後任には、一休の現取締役副社長の榊淳氏が就任する。

 一休を離れることになる森氏について、宮坂氏は「個人の考えもあると思うので(引き止められない)。今後は、オフィシャルな形ではないが、サポートをしてくださる“約束”はしている」と明かした。また、新たに代表取締役社長に就任する榊氏に対して「これまでの一休の躍進を支えているもう一人の立役者が榊さん。一緒に話すなかで確信した」と期待を寄せている。

 一休のヤフーグループ加入後の売り上げ目標を聞かれた榊氏は、個人的な見解として、「ここ数年のあいだに、100億円弱までは伸ばしたい」と語った。

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