設定が完了したので、さっそくスキャンしてみる。給紙カバーを開けると電源が入るので、紙を差し込む。あとは、ボタンを指で一度押すだけ。あっという間に紙が読み込まれるので、楽しくなってくる。複数枚に渡る書類を1つのファイルにしたい場合は、連続してスキャンさせればよい。
まもなく自動でデータの種別が判別され、登録したサービスに保存される。保存が完了するとScanSnap Cloudアプリから通知が来るが、ScanSnap Cloudアプリは特に起動する必要はなく、直接保存先のサービスを参照すればよい。
文書の場合、原稿からタイトルを抜き出して、日付を組み合わせたタイトルを自動生成する。後から文書を探すときに分かりやすく、とても助かる。
書類に続いて、写真やレシート、名刺をスキャンしてみた。原稿の内容を判別し、各サービスへ自動保存されていく。クラウドに入れておけば、スマホやPCなど見たい機器から参照できるだけでなく、簡単にメールや共有フォルダなどで人に渡すこともできる。
もし、原稿の保存先が思い通りのサービスでなかったり、あえて違うサービスに保存したい場合は、アプリでデータを表示し、雲の形状をしたボタンをタップすると、保存先を変更可能だ。
また、クラウドへの保存に失敗すると、アプリから通知が来る。今回試した中では、JRの領収証を名刺と判定するとともに認識できなかったようで、失敗の通知が来た。こうした場合は、保存先のアプリで直接読み取るなどするとよいだろう。
職場や家庭で紙はいつの間にか溜まっていく。つい「一応取っておこう」と保管してしまいがちな公共料金の領収書やレシート、会議資料として配布された書類。いつの間にか増えていく名刺など、頭を悩ませている人は多いだろう。さらに子どもがいる家庭では、学校から配布されるお便りや紙焼きの写真の管理もしなければならない。必要なときに見つけ出せないという問題も起きやすくなる。
最近では、複合機としてスキャナを持っている家庭も少なくないが、スキャンするためにPCを起動するのは億劫だ。しかし、本体とWi-Fi環境だけで取り込めるSnapScan Cloudなら、PCが苦手という人でも抵抗なく利用できるだろう。
紙を手にしたら、ボタンひとつで読み込ませて、横に置いてあるゴミ箱へ廃棄する。データが必要なときには、該当するアプリですばやく参照する。そんなスマートな流れを実現できるサービスだ。
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