Facebookは、破局の後始末を容易にしようと考え、同社の関係管理ツールに微妙な意味合いを導入した。
同社は、ユーザーが以前の交際相手とのかかわりを管理できるようにするツールをテストしている。ソーシャルネットワークが人々の生活の広告掲示板のようなものになる中、関係状態の変化などの扱いが複雑になってきている。
元カレや元カノを嫌いではないとしても、あまり頻繁には関わり合いたくないだろう。これまで、そのための最良の方法はその人物をブロックすることだった。Facebookは今回、微妙なニュアンスを取り入れるツールのテストを開始している。
Facebookは次のように述べている。
「これは、人生における困難な時期を過ごしているかもしれないユーザーに対するリソースの開発を目的とした、継続中の取り組みの一環である」
次に破局する時、ユーザーはFacebookにおいて一連の新しいツールのプロンプトを目にするだろう(かなり不気味であることは否めないが、割と便利なものだ)。これらのツールはFacebookが今日、デジタル生活のオペレーティングシステムのようなものになっていることを表している。
簡単に言えば、以前の交際相手を目にする機会を減らすことができる。以前の交際相手を目にする場所も制限することができる。一般的に、嫌な元カレや元カノを、友達削除することなくニュースフィードから排除し、目にする写真を制御できる。
Facebookはさらに、ユーザーに対して、過去の投稿を閲覧できる人物を編集するとともに自分自身のタグを削除することも可能にしている。過去の交際相手の検索に関する、これまでの教訓を生かした工夫といえる。
同社は、フィードバックを参考にツールに微調整を加える予定で、ツールはオプションだと述べている。データの観点からは、Facebookは人々の破局時の対応に関する膨大なデータを収集することになりそうだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
開発経験ゼロからのローコード開発で
医療ニーズに応えた病院向けシステムを構築
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス