オンキヨー&パイオニアは9月3日、パイオニアブランドから「クラスD」アンプ搭載のインテグレーテッドアンプ「A-70A」(税別価格:18万8000円)とDSD 11.2MHz/PCM384kHz対応のUSB DAC機能を搭載した「A-70DA/50DA」(同:21万円/11万3000円)の3機種を発表した。9月下旬に発売する。
3機種とも、パワーアンプ部に高い伝送効率を実現するクラスDアンプを搭載した。出力素子には高効率駆動の「ダイレクトパワーFET」を採用して回路とヒートシンクを小型化。電気信号のロスや共振ノイズを大幅に低減するとともに、大容量電源の搭載が可能となった。
A-70A/70DAのプリアンプ部には、フルバランス回路を搭載し、NEUTRIK製「XLR3タイプ」のアナログバランス入力端子を装備。プリアンプ部、パワーアンプ部それぞれに独立した大容量電源トランスを搭載し、応答性の高いアンプ駆動を実現した。A-50DAには、独立電源巻線による大容量電源トランスを搭載している。
A-70DA/50DAには、ESS製8ch DAC「ES9016S」を搭載。左右チャンネルでの4chパラレル駆動によりノイズを低減し、高S/Nを実現した。USB DAC機能を搭載し、DSD 11.2MHz/PCM384kHzのハイレゾ音源再生にも対応。デジタル入力端子は同軸および光を装備し、PCMデジタル音声信号出力に対応する。
3機種とも、アナログレコードに対応した高性能フォノイコライザアンプを搭載した。A-50DAはMMカードリッジに対応。A-70A/70DAは、MM/MCカートリッジに対応し、フロントパネルのスイッチにより切り替えが可能だ。
3機種とも、3分割シャーシ構造により各回路ブロックのシールド性と筐体の剛性を高め、共振ノイズを低減した。A-70A/70DAは側面にアルミパネル、底面にリジッドアンダーベースを採用し、低重心と高剛性化で共振ノイズを低減。真ちゅう削り出し加工のインシュレータ採用で、音の厚みが増したという。
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