logo

バイクタクシー配車「GrabBike」は東南アジアの新たな交通網となるか - (page 2)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

大手タクシー配車アプリ「GrabTaxi」がバイタク市場に参入

 そんなバイタクに目を付けたのが、東南アジアの大手タクシー配車アプリ「GrabTaxi」だ。GrabTaxiは、「Uber」などと同じように、ユーザーの位置情報を使ってタクシーを呼び出すことができる。

 2011年にマレーシアで「MyTeksi」という名称でサービスを開始。その後、現在のGrabTaxiという名称に変更し、東南アジア各国に事業を拡大させた。現在はマレーシア、シンガポール、タイなど、東南アジア全6カ国17都市でサービスを展開する、域内最大手のサービスとなっている。


バイクタクシー配車サービス「GrabBike」(タイ版)のトップ画面

 GrabTaxiは、バイタクを配車できるサービス「GrabBike」をGrabTaxiのアプリ内で開始した。すでにインドネシア、ベトナム、そしてタイのバンコクで利用できる。GrabTaxiのアプリを起動して、自分の現在地と目的地を入力。タクシーもしくはバイクを選択すると、近くにいるバイタクのドライバーにオファーが送信され、ドライバーがそれを許可したら迎えにきてくれる。

 料金は初乗り35バーツで、2~15キロメートルまでなら12バーツが加算され、15キロメートル以上になると1キロメートルごとに15バーツが加算されていく。今のところ支払いは現金決済のみ。しかも、運んでくれるのは人だけではない。「荷物」も運んでくれる。これはバイタクならではだ。

 タイではほとんどのバイタクのドライバーが政府公認のライセンスを持っているため、タクシー配車アプリには付きものだった規制の問題をタイではクリアできるかもしれない。GrabBikeは、現在ライセンスを保持しているドライバーを募集している。また、安全性に配慮するための取り組みとして、バイタクおよびタクシー配車アプリを含むサービスとしては初めて、利用者とドライバーに保険を提供するとも発表している。バイタクはタクシーと比べ、事故に遭う確率が高いからだ。

 しかし、グレーと言われているのが、運ぶものが人なのか荷物なのかでライセンスの必要性が異なる可能性がある点。GrabBikeを提供するGrabTaxiとしては、Eコマース事業者と提携して商品の配達も手がけていきたい考えだ。今後、同社と当局との間で交渉が始まるだろう。その行方次第では、バンコク、そして東南アジアにおける交通網、物流網が大きな転換期を迎えるかもしれない。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]