同社は、フェンシング日本代表の太田雄貴選手(森永製菓所属)とスポンサー契約を結んだことも発表した。太田選手は先頃、ロシアで開催されたフェンシング世界選手権で日本人初の金メダルを獲得したばかりだ。
トレンドマイクロのChen氏は、「フェンシングのFENCEは、守るということが語源。脅威対策に共通するものである。われわれもユーザーのために、守るために防御の専門家でなくてはならない。太田選手は若い選手の育成にも力を入れている。技術だけでなく、マインドの強い選手になるためにはどうするか、世界で戦うにはどうするかという点で若手を育成している点も評価している」と説明した。
「私自身、フェンシングが好きであり、私も経験者である。コーチから教えられたのは、常に速くなくてはならない、集中していなくてはならない、そして、敵がどうするのかを予測しなくてはならないということ。われわれも脅威対策では、それをやり続けなくてはならない。一方で、攻撃は最大の守りになるが、われわれも同様にInterpol(国際刑事警察機構)と協力して攻撃することで脅威に対応することもある」(Chen氏)
太田選手は、「数あるスポーツの中からフェンジングを選んでもらったことに感謝したい。フェンシングは、相手が来てから反応してはダメ。予測してディフェンスすることが大切。トレンドマイクロが大切にするディフェンスという意味で、フェンシングには共通する部分がある。これまでは攻撃主体のスタイルだったが、守ることに力を注いだことが、今回の優勝につながり、今回のスポンサー契約にもつながったのかもしれない。今回、協会全体に対してサポートしてもらうことに感謝したい」と説明した。
「今では、インターネットと生活が密接になっている。2020年には、これがさらに加速するだろう。ウイルスからの脅威はこれからも課題になる。ウイルスバスターに生活に守ってもらいたい。私は今後、若手を育成するが、チャンスがあれば、東京五輪に出場したい」(太田選手)
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