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マーケティング自動化(後編)--MAには1を10にする力が潜在する - (page 4)

尾花 淳(2BC) 吉澤亨史 山田竜司 (編集部)2015年06月05日 07時00分
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尾花氏 実際のマーケティング施策では、企画が重要です。そもそもそういうことがアイデアとして浮かぶ人がいるのかという話と、ユーザーに見てもらう、メールや記事、ランディングページなどのコンテンツを作れる人がいるのかというところが、課題としてあるかも知れませんね。

中村氏 やりたい気持ちはあるんだけど、実際にいざメールでもコンテンツでも書こう、作ろうと思ったときに相談相手がいないケースは多いです

 やはり1人だと煮詰まりやすい。ともすると、マーケティングには地味な作業が多い。データの整理もそうですが。でもそういうことを丁寧にやり続けていかなければなりません。

 もちろんわれわれの仕組みによって作業負荷を下げるというのもありますが、今までの施策に手がかかっており、コンテンツやデータを分析などには、時間がとれないという話を聞きます。昔に比べれば改善されていると思いますが、まだまだ実態はそういうステージの企業が多そうだなと思います。

MAを運用するチーム体制とは

尾花氏 だとすると逆に、どのような体制が理想的なのでしょう。もちろん対象とするマーケットのセグメントに合わせてチームを作らなければならないとか、リソースがかかることは自明ですが、MAにはひとつマーケターの負荷を下げる機能もあります。

 先ほどの地味な作業を低減できるから、クリエイティブな部分に時間を使ってくださいと、ベンダーの皆さんはおっしゃいます。例えば営業企画のユーザーが1日数時間だけMAをちょこちょこ触ってもらえれば十分なのか、やっぱり10人くらいでチームを作ってきちっとやらなければならないのか。


日本オラクル クラウドアプリケーション事業統括 事業開発部 シニアマネージャー 東裕紀央氏

東氏 欧米の事例を聞いていると、やはりマーケティング施策のうちの単純作業から解放されています。解放されて時間が空き、効果が出てくる。効果が出てくるから、いろいろな部署から「もっとやれ」と言われていい意味で忙しくなる。コンテンツのパターンも最初はシンプルですが、効果がはっきりするとだんだん人や組織が大きくなって、ほかのチームと連携していく、というのは聞きます。

中村氏 メインでコントロールしている人、極論すると、専任者が一人いればなんとかなっているんじゃないかという感じもします。ただ、それを支えている人たちが周辺にいたり、全体戦略や企画的なことを考えている人や、その指示を外の会社にお願いしている人がいますが。5人以下が多いのでは。

 ただ、ひとつの会社で事業部ごとにいくつも使っていただいているケースもあるのですが、それはそのチームごとに企画など動かす人たちがいるようですね。単体のプロジェクトで人が多いと20人もいないのではないでしょうか。

笹氏 顧客がBtoCの大企業でもコアは10人を切るのが普通だと思います。

尾花氏 その10人の中に1人くらい組織をリードしてくれるような人がいて、ビジョンを描き「今こうだ」と進捗やビジョンを共有してくれるような人がいれば、今すぐに使い始めてもきっとスタックしないだろうし、いい成功事例を作っていけそうです。

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