この1年間における最も重要なテクノロジトレンドの1つは、メッセージングだった。Snapchatは月間ユーザーが1億以上と推測されており、主にアジアで利用されているWeChatはアクティブユーザーが4億3800万を超える。これを考えれば、Facebookがメッセージングに関心を示していることにも説明がつく。同社は2013年、Snapchatを30億ドルで買収しようとしたと報じられている。それから半年もしないうちに、WhatsApp買収に190億ドルを投じると発表した。WhatsAppは、国外のユーザーにも無料でテキストメッセージを送信できるサービスで、2015年1月時点の全世界のユーザー数は7億以上だ。
また、Facebookは2014年、モバイルデバイスでのメッセージ送信に使うアプリを、Facebook本体からスタンドアロンの「Messenger」アプリに切り替えた。その移行の理由は何だったのだろうか。
「ソーシャルネットワーキング以上に利用されている数少ないサービスの1つが、メッセージングだ」。Zuckerberg氏は2014年11月、このように説明している。それは数の問題だ。同氏によると、一部の国ではFacebookよりチャットアプリやテキストメッセージの方が多く使われているという。
Facebookは今週、Messengerの新しい機能を発表する見込みだ。開発者が自社のアプリとFacebookとの間でコンテンツを共有しやすくなる機能とされている。
Facebookの広報担当者はコメントを控えた。
Facebookは基調プレゼンテーションの1つで、仮想現実の未来について語ると見られている。ゴーグルを着用したユーザーを3Dの異質な世界に引き込む同技術は、長年にわたってSFのような話と片付けられていたが、今やメインストリームになろうとしている。
その変化の中心にあるのがOculusだ。同社は2012年に消費者の間で大きな注目を集め、300ドルのプロトタイプの販売を開始した。特にテレビゲーム業界が、売り上げ増につながる新機能として仮想現実に期待をかけており、ソニーやMicrosoftだけでなく、スマートフォンメーカーのHTCまで多くの企業がゴーグル製品を開発している。
Facebookは2014年、20億ドル以上でOculusの買収に合意した。このときZuckerberg氏は、仮想現実について、コンピュータの使い方やユーザーのコミュニケーションのあり方を変革する可能性を秘めた技術だと語っている。
今週、FacebookとZuckerberg氏は、仮想現実がユーザーの生活にもたらす変化を説明するだろう。そして、その変化において開発者が果たす役割についても語られるはずだ。気になるのは、それがゲームなのかどうかだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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