「何でもできる」
Thomas Knoll氏の弟であるJohn Knoll氏は、Industrial Light & Magic(ILM)のエンジニアとしてアナログ画像の制作に携わっていたが、ILMでは1980年代にデジタル処理の予備実験も始まっていた。
ILMは、映画からフレームを取り込み、デジタル処理を施したうえで、その画像をフィルムに書き戻すことのできるスキャナを使用していた。
Adobeのブログに先週掲載されたインタビューで、Thomas Knoll氏は自身の弟がPhotoshopの開発において感じたうれしい驚きを次のように振り返っている。「映画の一場面を数値に変換し、数値をまた変換して映画に戻すことが可能なら、数値の状態でどんなことでもできる。完ぺきな力を手に入れた」
提供: Doug Menuez/Stanford University Libraries/Contour by Getty