このバッテリ持続時間では長時間の飛行は不可能だが、バッテリを交換できるため、常に予備のバッテリを携帯することができる。ParrotはBebopに予備のバッテリを同梱している。交換用バッテリやほかのアクセサリの価格は発表されていない。
Parrotの旧モデルAR.Dronesと同様、Bebopは同社の「FreeFlight」アプリと連携する。このアプリでは、機体の操縦やカメラの操作、スマートフォンやタブレット(「Android」「Windows Phone」「iOS」をサポート)での動画と写真の閲覧ができる。さらに、BebopのGNSSチップセットを使って中間地点の設定と飛行計画の策定を行うことで、完全自動飛行も可能になる。
タッチ操作だけでなく、物理的なコントローラを使いたいというユーザーのために、Parrotは「Skycontroller」を用意している。このコントローラには、2つの操縦桿、カメラ用の複数の独立コントロール、離着陸用ボタン、モーターの緊急停止ボタン、Bebopとコントローラのバッテリ残量を示すステータスライト、「Return-to-Home」(RTH)ボタンが搭載されている。また、タブレットやスマートフォンを無線でペアリングして、一人称視点(FPV)で操縦することも可能だ。
SkycontrollerはAndroidを搭載しているため、Parrotは同コントローラにFreeFlightをインストールすることができた。これにより、モバイルデバイスとペアリングしなくても飛行させることができる。また、フルサイズのHDMI経由で外部ディスプレイと接続して、カメラに映る映像を確認することも可能。SkycontrollerはHDMI出力を通して「Oculus Rift」のようなVRヘッドセットもサポートし、FPV飛行への完全な没入体験を実現する。
Skycontrollerの上部には、増幅されたWi-Fi無線と4本のアンテナが搭載されており、さらに遠くへの飛行が可能だ(最長2km)。もちろん、航続時間は11分間なので、それに応じた飛行計画を立てる必要がある。Skycontrollerにはスクリーンのカバーも付属しているため、日の当たる場所で画面が非常に見えにくいということはない。
Bebopは米国で12月より、Best BuyとAppleの店舗とオンラインストアにおいて499ドルで発売される。Skycontroller付きBebopの販売価格は899ドルになる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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