データドリブンマーケティングが求める意識改革

Kevin Lindsay(Adobe Systems)2014年11月28日 07時00分
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 (この記事は、CMS Wireの転載です。)

 私たちは今、大きな変革期を迎えつつあります。企業はデータを基にビジネス判断を行う「データドリブンな意思決定」から、データを基に自動的にビジネス判断が行われ、施策が実行される「データドリブンな決定」への変化を求められています。この2つには、あまり違いがないように思えますが、およそすべてのマーケターと企業に影響を与え、大きな躍進をもたらすでしょう。

古いルールは捨ててしまおう

 これは一体、何を意味しているのでしょうか。リアルタイムで生み出されている決定や注文の数は、1人の一般消費者による、1度のブランドエクスペリエンスを通したカスタマージャーニー1つをとっても、あまりにも多くなり過ぎており、デジタルマーケターの手には負えなくなっているのが現状です。これらを効率的に測定するには、もはや自動化機能が不可欠なのです。


 長足の進歩を遂げるためには、これまでの簡単なルールやその管理ではなく、データドリブンな決定(データを基に自動的にビジネス判断が行われ、施策が実行されること)と、それを可能にする自動化機能こそが必要なのです。マーケターが自ら培ったテストや最適化経験に基づき、事前設定条件を設定します。そのように明確化し、精製した条件に基づき、消費者主導のコンテンツ、アプリケーション、サポートおよびメッセージを、一般消費者といつ、何を、どこで、どのようにシェアするのかを自動化するのです。

 データドリブンな決定(Decisioning)は真新しいコンセプトに思われるかもしれませんが、実際にはある程度どの企業でも活用されている可能性があり、もしそうでないとしても、そのニーズが表に出てきていないだけと言えます。例えば、現在進行中のキャンペーンに関して、多大なる紆余曲折やデータポイントが無数に有った場合、あなたは自動化により、それらを活用できるかもしれません。

 これは非常に素晴らしいことで、マーケターの負担を軽減することになるでしょう。考えてみれば、われわれマーケターの作成した全てのシナリオが、あらゆる消費者のブランド体験におけるすべてのカスタマージャーニーに適合するわけもなく、そう考えるのはわれわれのおごりで、不可能だということです。

 しかしながら、われわれマーケターのできることは、いつ信号が点灯し、それが安全か、もしくはそうでないかの予測を立てることです。各社のマーケターは、自分の企業の事業に対する知識と経験があり、これらは自動化されたシステムに置き換えられないものです。この問題については後述します。

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