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Facebook、「所有権84%を主張した男」の弁護士らを提訴

Ian Sherr (CNET News) 翻訳校正: 水書健司 吉武稔夫 (ガリレオ) 編集部2014年10月21日 13時04分
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 Facebookによると、2010年にPaul Ceglia氏がFacebookの少なくとも半分を所有する権利があると主張して訴訟を起こしたとき、弁護士のうち少なくとも1人は、Ceglia氏が嘘をついていることを知っていたという。

 世界最大の法律事務所の1つであるDLA Piper、およびFacebookの84%を所有するというCeglia氏の主張に関与したその他数人の弁護士に対して、今回Facebookが起こした訴訟の核心はそこにある。

 2010年の訴訟において、Ceglia氏は自身が所有権を持つことを証明する証拠を提出したが、その後、裁判所はそれらをすべて偽物としてしりぞけた。しかし、この訴訟を通じてDLA Piperの弁護士らは、Ceglia氏の主張は正当であり、同氏が提出した証拠は本物だと繰り返し公言していた。同事務所所属のRobert Brownlie弁護士は、The New York Timesに宛てた声明の中で、「この訴訟が不正なものであり、詐欺師によって起こされたと主張する者は、いずれそうした主張を後悔することになるだろう」と述べている。だが、Ceglia氏は2年後に詐欺容疑で逮捕された。

 2010年に提出された、本文が3ページの最初の訴状は、この訴訟がFacebookに大きな影響を及ぼすのではないかとの憶測を生み、波紋を呼んだ。当時Facebookは、まもなく新規株式公開の申請書類を提出するものと見られていたからだ。同社はそれから2年後に株式を公開した。

 そうした経緯を経て、FacebookはCeglia氏の弁護士たちにも、責任を負うことを求めている。同社がニューヨーク州最高裁判所に提出した訴状によると、Ceglia氏が雇った弁護士の何人かは、同氏がFacebookの株主であること示すとした文書が、同氏のコンピュータに保存されていたオリジナルの文書と異なることに気付いていたという。同社の訴状によれば、「この発見は、当該訴訟が虚偽に基づいていたことを疑いの余地なく証明するものだ」という。

 Kasowitz, Benson, Torres & Friedman法律事務所に所属する何人かの弁護士は、すぐにCeglia氏の代理人を辞任し、DLA Piper所属の者を含む他の弁護士に対して、詐欺の可能性を警告していた。「だが、Kasowitzから警告の書状を受け取った後も、DLA PiperならびにCeglia氏の他の弁護士たちは、この不正な訴訟を進め続けた」と、Facebookは訴状に記している。

 DLA Piperは、今回の訴訟が脅迫に等しいと述べる。「DLA Piperは、訴訟の開始時と結審時にはその一部にはなく、関わっていたのは78日間だ」とDLA PiperのゼネラルカウンシルのPeter Pantaleo氏は声明で述べた。同氏は、Facebookがこの78日間で「損害を被った」と主張するが、同社はIPOによって莫大な額の評価を得ていると付け加えた。

 Facebookは、今回の訴訟がCeglia氏の主張を信頼できるものとした人たちに責任を負わせるという約束に従ったものだと声明で述べた。「DLA Piperなどの法律事務所は、今回の訴訟が偽の文書に基づいていたことを知っており、それでも追求した。彼らはその責任を負う必要がある」とFacebookのゼネラルカウンセルを務めるColin Stretch氏は述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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