電通の100%子会社である電通デジタル・ホールディングス(DDH)は、デジタル事業の開発や提案を行う「株式会社電通ブルー」を10月15日に設立したと発表した。2014年内をめどに営業を開始する。
新会社では、(1)ウェブサービスやアプリなどの開発・運営を行うメディア事業、(2)生活者の暮らしを高度化するデジタルライフツール事業、(3)国内外でInternet of Things(IoT)の実用化を担うハードウェア事業などを手掛ける。すでに複数の新しいデジタル事業を開発しており、その詳細は今後随時伝えていくという。
また、豊富な実績を持つ社外のプロフェッショナルも参画できるような制度を整え、人材採用と人的ネットワークの構築を積極的に進めることで、スタートアップ型の開発体制による新規事業の創出を目指す。最先端の開発基盤を整え、グループ各社との協業を図りながら、顧客ニーズを先取りしたデジタル事業を展開するとしている。
DDHでは新会社設立に至った理由として、顧客企業が求めるマーケティングコミュニケーションの立案や生活者に向けたサービス提供において、より高度なソリューション、より迅速なビジネス開発が求められていることを挙げ、最新の技術力を持ったスタートアップ企業などとの柔軟な連携体制を築き、迅速な企画立案やビジネス開発を実現するためと説明している。
電通ブルーの代表取締役社長には、電通 デジタル・ビジネス局からの出向で吉羽一高氏が就任した。同氏は2001年3月の大学卒業後、大手印刷会社などでインターネット関連の新規ビジネスの立ち上げや事業再建などに携わってきており、スタートアップ企業での経営経験も有するという。2007年4月に電通に入社した。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」