Googleは米国時間9月11日、オンライン投票を専門に手がける新興企業Polarの買収を発表した。このことは、同社が2011年に開設したソーシャルネットワーク「Google+」に今も投資を続けていることを示している。買収条件は明かされなかった。
Polarのチームは、Facebookと同様の支持を得るには至っていないGoogle+に取り組むことになる。Facebookは10億人以上のユーザーを持つ世界最大のソーシャルコミュニティーだ。対照的に、Googleが2013年10月に明かしたところによると、Google+の「インストリーム」ユーザー(メインのニュースページ、つまりフィードを頻繁に閲覧する人のこと)数は3億人だという。
2013年に創設されたPolarは、スマートフォンやタブレットのユーザーに二択問題を提示して、投票してもらうサービスを手がけている。例えば、コーラ対ペプシ、ウォリアーズ対レイカーズ(NBAのチーム)といった二択問題が提示される。創設者であるLuke Wroblewski氏のブログ投稿によると、同社はこの8カ月間に5億件以上の投票を手がけたほか、9月のアクティブ投票者数は110万人だったという。
Googleは2014年中にPolarのサービスのサポートを終了する予定だ。Google+のエンジニアリング担当バイスプレジデントであるDave Besbris氏は声明の中で、今回の買収に「興奮」を覚えている、と述べた。
Wroblewski氏と同氏のチームがGoogle+で具体的に何に取り組むのかは不明だが、ほかの新興ソーシャルネットワークは既に投票機能を実装済みだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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