Amazonが米国時間6月18日にワシントン州シアトルで行う製品ローンチイベントに向けて、出席者に「Mr. Pine's Purple House」(パインさんの紫色の家)という児童書を送付し、混乱や関心、そして歓喜を巻き起こしている。
本の表紙には、Amazonの最高経営責任者(CEO)Jeff Bezos氏のサインが印刷されたメモが付いていて、以下のように書かれていた。
「来週、シアトルに来てくれるのを楽しみにしている。これは私が子供の頃に好きだった本『Mr. Pine's Purple House』だ。何かを少し変えるだけで、世界が良くなると、あなたも感じてくれると思う。では、また」
メモでは、最後から2つ目の文が紫色で強調されている。紫というのは、(同封された本の中で)Pineさんが同じ通りに並ぶ他の家との違いを出すために、自分の家を塗った色だ。
これが、紫色のスマートフォンが発表されることを示唆しているとは思えない。それではあまりに直球だし、個人主義と表現、人と違う大胆な行動で他人を刺激することを描いた本の主旨から外れてしまう。
本には「『白い家も悪くない。でも、Vine通りには白い家が50軒も並んでいる。どうしたら、これが僕の家だと分かるのだろう』とPineさんは言いました」と書かれており、Pineさんが家を紫に塗り終えると、「Vine通りの人たちがPineさんの紫の家を見に来ました。みんな、紫の家を見るのは初めてです」と続く。
Amazonは明らかに、他製品にはない驚きの要素をもったデバイスで関心を引きたいと考えているに違いない。ティーザー動画ではユーザーがデバイスを「素晴らしい」「すごい」「とても現実的でずば抜けている」「直感で使える」と表現している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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