「WeTransfer」は、会員登録不要で最大2Gバイトのファイルを転送できるサービスだ。メールに添付するには大きすぎるファイルはもちろん、ほかのファイル転送サービスでは対応していないギガ単位のファイルをオンラインで送信したい場合に向いている。
使い方は、まず転送したいファイルを指定したのち、相手のメールアドレスと自分のメールアドレス、および通知メールに添えるメッセージを入力して「Transfer」ボタンをクリックする。ファイルがアップロードされたのち、通知メールが相手に届くので、そこに記された「we.tl」で始まる短縮URLをクリックしてダウンロードしてもらう仕組みだ。会員登録は不要で、宛名は同時に20件まで指定できる。
本サービスの特徴は最大2Gバイトという、大容量のファイルを指定できることだ。試しに平日19時台に約1.8Gバイトのファイルをアップロードしてみたところ、およそ50分ほどでアップロードが完了した。ファイルサイズを考えると十分高速といっていいだろう。アップロードの進捗は0.1Mバイト単位で表示され、なおかつ残りの見込み時間も表示されるので、アップロードが順調に行われているか判断できずにやきもきすることもない。ちなみにダウンロードについても、アップロードと同等かそれより速いスピードで転送ができた。
サポート言語の中に日本語は含まれず、送られてくるメールも英語の文面なので、相手にはあからじめその旨を知らせておくか、あるいはいったん自分宛てにメールを送ってそこに記されたダウンロード元URLだけを相手に知らせるなどの配慮が必要になるが、全体的にはそつがなく、使い勝手のよいサービスだ。バックグラウンドはAWSを使用しているとのことだが、そのせいか何度か試してみた限りでは、速度などの品質も安定している印象だ。
唯一ネックとなるのが広告を兼ねた背景の画像がローテーションで切り替わることで、ブラウザで画面を開きっぱなしにしているとひんぱんに色やデザインが変わり、かなり目障りに感じられる。アップロードやダウンロードを待っている間は、ブラウザを最小化しておいたほうが、作業中に気を取られることもなくなるだろう。
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