米ヤフーの第1四半期決算、売上高微増も中核事業は停滞

Richard Nieva (CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年04月16日 10時47分

 米Yahooの2014会計年度第1四半期決算で大幅な増収や減収を予想していた人もいるかもしれないが、米国時間4月15日、それは現実にはならなかった。同社の決算発表には明るい要素もいくつかあったが、Yahooの中核事業は依然として停滞したままだ。

 Yahooは15日、2014年第1四半期の決算を発表した。売上高は11億ドルで前年同期から1%増加。トラフィック獲得コスト(TAC)を差し引いた売上高は10億8700万ドルだった(TACはYahooのサイトへのトラフィック誘導に使われるコスト)。1株当たり利益は38セント。

 アナリストは売上高を10億8000万ドル、1株当たり利益を37セントと予想していたが、Yahooはそれを辛うじて上回った。しかし、注目すべき数字は、同社の主要な収益源であるディスプレイ広告の業績だ。ディスプレイ広告の売上高はほぼ横ばいの4億5300万ドルで、前年同期の4億5500万ドルからわずかに減少した。ただし、TACを差し引いたディスプレイ広告売上高は2%増加している。伸び幅はわずかだが、増加したことは確かだ。

 Alibabaに関するニュースは、歓迎すべき内容だった。同社の売上高は66%増加し、このことは間違いなく投資家を喜ばせた。Yahooの株価は時間外取引で8%近く上昇し、一時37ドルに迫った。

 BernsteinのアナリストであるCarlos Kirjner氏の推計によると、現在、Yahooの保有するAlibaba株式はYahooの市場価値の半分を占めているという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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