KDDIは、3月28日にauスマートフォンが韓国の電子マネー「モバイルcashbee(キャッシュビー)」に対応することを発表した。今後は、韓国を訪れた日本人がauスマートフォンを使って簡単に決済できるようになる。なお、ドコモは2013年12月からcashbeeに対応しており、ソフトバンクは2014年6月に対応する予定だ。
モバイルcashbeeは、NFC対応スマートフォン向けのプリペイド式電子マネーサービス。あらかじめ電子マネーをチャージしたスマートフォンをタッチするだけで、簡単に電子決済ができる。韓国では2010年12月から提供されており、ロッテグループのデパートやコンビニ、タクシー、地下鉄、バスなど全国約7万店舗に導入され、2013年5月時点で約500万人に利用されているという。
JTB総合研究所によれば、観光やビジネスを目的に年間300万人以上が日本から韓国へ訪れているそうだ。NFCを搭載したauスマートフォンがモバイルcashbeeに対応することで、今後は韓国で「おサイフケータイ」のような感覚で買い物ができるようになるほか、空港リムジンバスの時刻表や地下鉄路線図、韓国ロッテグループの店舗で使えるクーポンなどを利用できるようになる。なお、今回の取り組みでは、韓国eB CardとAXESの協力を得ている。
またKDDIは、2月25日に韓国を含めたアジア各国の通信事業者と、モバイルNFCサービスの利用場所の拡大を目的とした「アジアNFCアライアンス」 を設立。ユーザーが国内外を問わず便利にスマートフォンを利用できるよう、NFC市場の活性化や対応サービスの普及に努めるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?