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マイクロアド渡辺社長が振り返るアジア展開の歩み--2014年はさらなる高みへ - (page 2)

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 そして、2013年2月からシンガポールで事業を開始した。ここではアジア太平洋地域の統括拠点として、周辺各国におけるマーケティングを強化したい広告主をターゲットに攻勢をかける。東南アジアに進出する企業の中には、先にシンガポールに統括拠点を構え、その後周辺国を開拓するケースが多いが、渡辺氏は「シンガポールに先に統括を構えるのは意味がない。なぜなら周辺国にビジネスを持っていないから。周辺国にビジネスがあるからこそのシンガポール」と、ハブとしての重要性を語る。

市場の勝敗を決するのは「ローカル」と「コアな強み」

 ネット広告事業を展開する上での日本と東南アジアの違いは、「国ごとの予算と地域全体の予算の両方が存在すること」(渡辺氏)。つまり、国ごとにマーケティングをしたいニーズもあれば、東南アジア全体で効率よく行いたいニーズもあるということだ。

 これを踏まえた上で、この地域における勝敗を決める鍵は、ローカルのインベントリーだと渡辺氏は語る。つまり、Googleが持つグローバルの広告配信ネットワークだけでなく、各国の消費者のインサイトを知り尽くした現地のパートナー企業が持つ広告配信ネットワークとのつながりが重要であるということ。「Googleは、インドは強いがベトナム、インドネシアはまだという感じ」と渡辺氏はとらえており、Googleが埋められていない国を戦略上重要視する。

 渡辺氏は2013年を、DSP、SSPの市場認知が広がり、完全に浸透した年だったと振り返る。そして2014年は、機能ごとのプレイヤーが増えていくのが上期。下期には淘汰が始まり、集約されるフェーズになると予測する。そのときに生き残りを決するのは、「相対的にみてコアな強みがあるか」(同氏)だという。

 マイクロアドのコアは、広告主に提供する効果やパフォーマンスだとし、2014年はその磨きをかけるとする。「そこ(効果)が一番しんどいところだが、だからこそ他社はそう簡単に参入できない。自信があるからカニバらない領域ではパートナーと組んでいける」(同氏)。

 同社はこれからさらにアジア市場の開拓を加速させる。12月20日、MicroAd BLADEのサービスエリアを拡張し、アジア太平洋地域全域への広告配信を可能にする新ネットワークサービス「BLADE-APAC-NETWORK」の提供を開始した。2014年中に主要各国にオフィスを構え、2014年3月には日本ではすでに完了しているMicroAd BLADEのスマートフォン対応を行う。さらに夏(7~8月)には、MicroAd AdFunnelを全世界に向けてリリース。同年12月までにアジア太平洋地域で売上高20億円を、そして2015年には域内で2000社以上でのMicroAd BLADEの導入を目指す。

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