キヤノンITSの取締役上席執行役員でプロダクトソリューション事業本部長の楢林知樹氏は「過去5年間の国内セキュリティソフトウェア市場全体の成長率は1桁台の成長にとどまっているが、ESETは121%の年平均成長率となっており、高い実績をあげている。今年度も前年比10%増以上になるのは間違いない。シェアは10%以上に達し、9月に行ったAmazonによるキャンペーンでは17.9%のシェアを獲得した。検出力の高さ、動きが速いといった基本性能の高さが評価されているのがその理由。各種調査から、個人だけでなく企業でもESETの実力が高い評価を得ていることがわかる」とESETが成長していることを説明した。
楢林氏は今後について「ESETの強みである高い顧客満足度を最大限に生かし、ファンを増やし、リピーターを増やし、家族や友人、企業に紹介してもらうといった正のサイクルを作りたい。法人向けには企業内シェアの拡大に取り組み、個人向けにはマルチプラットフォーム、マルチユーザーで家族内シェアの拡大に取り組む」と意気込みを語った。
企業向けでは、パートナー向け施策の強化としてパートナープログラム「ESPP」で製品とサービス、教育ブログラムなどを提供。新たに27社のパートナーが参加し、国内140社のパートナー体制へと拡充したという。個人向けでは、ワントゥワンマーケティングを視野に入れた新サービスを2014年中にも開始する考えを示した。
工場などのFA分野などで活用されるオフラインPCのセキュリティソフトについても「すでに海外では販売されており、日本での投入に向けて検討している段階にある」と述べた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」