ディスプレイには、幅広い色再現領域を持ち、豊かで自然な色や繊細な色の違いを鮮やかに描き出すトリルミナスディスプレイ for mobileを採用した。これもカメラ部分と同様に、テレビ事業部でBRAVIAの開発を手がけていたスタッフが携わっている。「ずっとテレビのソニーの技術を手のひらで再現したいと思っていた。そのような思いを持つ者がテレビ事業部がソニー内部で同じようにいたこと。それが成功の背景だと思う」と説明する。
ソニー独自の超解像技術、X-Reality for mobileを搭載する。テレビとは異なり、モバイル環境ではYouTubeなどのHDではないコンテンツが多いことに注目。新たに画像を分析し、失われている画素を復元して動画をリアリティー豊かに再現する技術を投入したとした。
もちろん、デザインにもこだわりがある。1枚のアルミから削り出した継ぎ目のないメタルフレームを採用。さらにアンテナ機能も持たせることで、デザイン性と機能を両立させた。防水にもかかわらずヘッドホン端子はカバーがない。手の中に心地よく収まる、よりスリークな板を目指し、手に持った喜びや持つ喜びを大事にした製品という。
ソニーモバイルコミュニケーションズ シニアデザイナーの日比啓太氏は、「なぜ金属にこだわったか。カメラのような道具的な要素が強いものは、金属素材を使うことで金属の普遍的な価値や信頼感などを表現しているのではないかと思った。そこを融合できたらと考えた」という。また、「Xperia Zはガラスの板を追求したが、Xperia Z1はマテリアル(素材)が変化していって金属板になっていくイメージでデザインした」と語った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境