Twitterはこの7年間、ユーザーのツイートを投稿された順に逆時系列で表示してきたが、今回、ウェブサイトと「iOS」版および「Android」版アプリをアップデートして、その慣習に変更を加えた。米国時間8月28日より、Twitterはユーザーのタイムラインで進行している会話内のツイートをグループ化し、逆時系列で表示するようになる。
ツイートの表示順を変える今回のアップデートにより、Twitterはユーザーのホームタイムラインに最大3件のツイートを時系列で表示し、それらを縦線で結ぶようになった。その目的は、リアルタイムで進行中の会話を一目で把握できるようにすることだ。会話をリアルタイムで行っていると、返信の文脈が分かりにくくなることがよくある。
TwitterのプロダクトマネージャーであるJinen Kamdar氏はブログ投稿の中で、「われわれは、ユーザーがリアルタイムで進行中の会話を簡単に確認できるようにした。会話の一部であるツイートは、ユーザーが流れを把握しやすいように、時系列で表示される」と述べた。
Twitterはツイート会話をグループ化することで、それが友好的な会話であろうと、テレビ番組に関する会話であろうと、ストリーム上を高速で流れる会話をユーザーが追跡しやすいようにした。この変更は、人々が140文字の議論、とりわけ進行中の最新ニュースやバイラルミームに関する議論をフォローする方法に間違いなく影響を及ぼすだろう。この機能は、ニュースや友達同士の会話にユーザーをより深く関与させるために設計されたようだ。会話が時系列で表示されるようになったことは、Twitterは新規ユーザーにとって複雑すぎるという問題の解決に理論上は貢献するはずだ。最高経営責任者(CEO)のDick Costolo氏は2013年に入って、この問題に具体的に言及している。
Twitterは会話を構成するツイートの表示順に変更を加えたが、リアルタイム性が高いという同サービスの特徴は維持している。例えば、テレビ番組に関するツイートを投稿して、友達がそれに対する返信を投稿したとしよう。すると、その会話はタイムラインの一番上に表示される。最初のツイートと返信は同じボックス内に表示され、先述した縦線で結ばれる。会話はそれぞれのユーザーに固有のものだ。つまり、自分がフォローしていないユーザーのツイートがタイムラインに直接表示されることはない。
28日のTwitterアップデートにより、電子メール経由で会話を共有したり、個々のツイートをスパムとして報告したりすることも可能になった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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