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すべてのエンタメをネットで届ける「ひかりTV」--板東社長に聞く次の一手 - (page 2)

加納恵 (編集部) 栗栖誠紀(人物撮影)2013年06月20日 16時28分
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ビジネスの幅を広げる時期、日本初ゲーム配信を開始

--映像配信に加え、ショッピングや電子書籍、音楽など新たなコンテンツ提供もスタートされていますね。

  • 現在提供しているサービス内容。現在はこれにゲームが追加されている

 ビジネスの幅を広げる時期にきていると思っています。ひかりTVは映像配信からスタートした会社ですが、元々映像ビジネスだけにとどまるつもりはありませんでした。極端に言えば、映像配信サービスでユーザー基盤を作ってきたのです。私達は毎年純増ベースで30万人程度のユーザーを想定していましたが、それよりも早いペースでユーザーを獲得することができています。そういう意味からもユーザー基盤づくりはしっかりできたと考えています。

 ただ、これらのサービス拡大は必然と言えるのかもしれません。現在ブロードバンドのネットワークにはあらゆるものがつながっています。以前はPCのみでしたが、スマートフォン、タブレット、テレビ、カーナビなどのデバイスもネットワークにつながってきた。これらのデバイスにネットワークを介して配信できるのは映像に限った話ではありません。

 ひかりTVは映像系のプラットフォームを作って、映像サービスを提供してきましたが、その後ショッピングの機能を追加しました。今は音楽やらゲームまでを加えようとしています。それがマルチプラットフォームなのです。あらゆる機器にコンテンツを配信するマルチデバイス、映像配信からショッピングまで多くのサービスを取り扱うマルチサービス。今後多くの企業がそういったサービスを展開してくると思います。ですから、いかに早くやるかが重要なんです。

「どこよりも早くやりたい」スピードアップのために他社とのコラボは必須

  • 日本初となるテレビ向けクラウドゲーム「ひかりTVゲーム」

--スピード感が重要ということですね。

 どこよりも早くやりたい、という気持ちは常にあります。社内会議でも新サービスの議題が上がると一番最初に聞くのは「それは業界で一番か」「日本ではまだどこも取り組んでいないか」です。6月からスタートしたひかりTVゲームも日本初のサービスになります。すべてのサービスがそうとは限りませんが、“どこよりも早く”は常に意識しながら取り組んでいます。

--ショッピング、電子書籍、ゲーム、音楽とサービスを拡充される中で、他社とのコラボレーションが目立ちますね。

 我々はインターネットプロバイダの会社です。接続サービスは得意分野ですし長年やってきていますから、技術もスキルも十分に蓄積があります。しかし新サービスをやるときは人材もいませんし、技術やスキルも持っていません。だからこそパートナーシップが重要になってきます。1社でやるよりもコラボレーションで取り組んだほうが早く、効率的にサービスをスタートさせられるからです。

 コラボレーションしていく中で、我々が得意なプラットフォームを構築してサービスを配信するといった部分、またひかりTVで積み上げてきたユーザーインターフェースの分野は、自分たちで進めていきますが、コンテンツの調達などは専門の会社にお願いした方がいいことも多いです。新しいサービスを始める際は、そのサービスのどこに付加価値をつけるのかを見極め、それに即したパートナーを探しています。ショッピング、電子書籍、音楽、ゲームとサービスの幅を広げて来ましたが、そのどれもが我々1社だけではできませんでした。仮にやれたとしても非常に時間がかかってしまう。それでは、この業界のスピードについていけません。

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