Wii Uはテレビとの親和性も高い。GamePadはテレビのリモコンとしての機能も有しており、あらかじめ使っているテレビのメーカーを設定しておけば、電源のオンオフはもちろん、チャンネル切替やボリューム調整までできる。Wii Uを遊ぶときに、わざわざテレビのリモコンを探さずに済むのは意外と便利だ。
またニンテンドーTViiは、電子番組表や詳しい番組内容を確認したり、オススメ番組をチェックできたりする。テレビの電子番組表でもできることではあるが、テレビとは別のモニタであるGamePadで確認できるのが便利だ。さらに、電子番組表の操作や表示は、数年前のテレビに比べて、かなり快適にサクサク動くので、ストレスを感じずに使えるのは魅力的だ。お気に入りの番組検索もでき、番組のカテゴリだけでなく、出演者や内容など、キーワードを入力して検索できる。Wii Uはゲームを遊ぶためのものではあるが、同時にテレビをより楽しめるようにもなっている。
テレビとは別に動画サービスにも力が入っている。プリインストールでYouTubeが入っており、ニコニコやHuluもダウンロードできる。特にHuluは注目だ。月額980円で映画やドラマ、アニメが見放題となるサービスで、最新のテレビやレコーダーでしか対応していなかったので、Wii Uで観られるのはありがたい。Wii Uユーザー限定で新規会員登録をした人は1カ月無料となっているので、お試しとして使える。
Wii UはWiiのデータやWiiで購入したバーチャルコンソールなどのダウンロードソフトが引き継げる。引越し作業もテレビ画面とGamePadの画面を見て、手順どおりに行えば簡単にできる。ニンテンドー3DSからMiiを移せるのも嬉しいところだ。
Wii Uからのサービスとして、Miiverseも注目したい。Miiverseはネットワークを介してコミュニティに参加したり、メッセージを送り合ったりできるサービス。いわば、Wii U専用のSNSと言ったところ。タッチペンを使った感圧式のタッチパネルならではの手書きメッセージの投稿など、ほかのSNSにはない楽しみも多い。コミュニティで知り合った人とフレンドになることもでき、フレンド同士でゲームの対戦プレイも楽しめるようになる。
もうひとつ注目なのが、プリインストールされている「Wii カラオケ U」だ。専用マイク(1890円)を使えばより高音質なサウンドで、JOYSOUNDが提供する9万曲以上の楽曲が楽しめる。利用料金は1時間(100円)、24時間(300円)、30日(1000円)、90日(2000円)から選べる。1時間でも100円なので、本当にカラオケボックス感覚で使える。テレビ画面にはPVと歌詞が表示され、GamePadでは曲探しや予約、キーやテンポの変更もできるのだ。
現時点ではゲームソフトも15本とそれほど多くなく、今後の予定を見てもしばらくは新しいソフトも出ない。ただ、プリインストールされたさまざまなサービスやWiiのソフトも遊べるので、現時点でも十分に楽しめる。ただ、Wiiに比べてネットワークに力を入れており、インターネット環境はあった方が圧倒的に楽しめる端末となっている。
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