今回はCore i7-3517U搭載モデルを試用したが、Windowsエクスペリエンスインデックスで4.7を記録した。この数値はグラフィックスが足を引っ張っており、プロセッサ、メモリ、プライマリーハードディスクはいずれも7を超える数値を記録、動作にストレスは感じない。
特にOSの起動が早く、Windows 8、UEFI環境へのインストール、SSD搭載というメリットを十分に生かしているせいか、通常のシャットダウンからなら8~10秒でスタート画面を表示する。パスワード保護をしていなければスリープからの復帰も一瞬だ。
また、画面はタッチパネルということもあり光沢画面になっているが、ギラギラとした映り込みがないことや、角度が自由に調整できるため使いにくさを感じない。しかも画面解像度が1600×900ドットとなっていることから、デスクトップモードでは複数のウインドウを立ち上げる場合にも有利。文章を書くという作業においても、一度に見られる情報が多く、効率も良い。
バッテリの持ちに関しても4セルバッテリということで心配していたが、仕様表に掲載されたJEITA測定法によるバッテリ駆動時間は7.4時間。実際の試用では電源プランを「バランス」、バッテリを「マックスバッテリライフ」として3時間程度、連続して無線LANを使用してウェブ閲覧をしながらテキスト入力などを行なってバッテリは52%の消費だった。電池の持ちを優先させたモードだが、全くストレスなく作業ができた。これなら3~4時間程度の利用なら不安なく利用できるだろう。
IdeaPad Yoga 13は、画面解像度も性能も十分で、メインでしっかり使えるノートPCという印象を受けた。
タッチパネル付きの高性能ノートPCを検討中で、ウルトラブックに合致したものを──と考えている人なら、検討すべきPCの1つと言えよう。
その中でもタッチパネルやタブレットの普及度合いがまだ未知数と判断するなら、なおさらこのIdeaPad Yoga 13がおすすめだ。タブレットやタッチパネルの存在を忘れたとしてもノートPCとして十分活用できるからだ。360度回転までさせなくても、画面を180度開くことのできるノートPCのよさを知っている人にも検討してもらいたい。
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