また同氏によると、TripCaseのようなアプリの場合、クライアント側の処理は比較的軽いものとなっているため、HTML5によって生み出されるCPU負荷は問題にならないという。
TripCaseは、航空券の手配や座席指定、ホテルの予約を含む、旅行者が旅程を組むうえでで必要となるすべての情報を簡単に使用できるかたちでアプリ内に集約し、またそれらの情報を動的に更新するようにもなっている。
「旅行を管理するためのプラットフォームと、メッセージ機能を旅行者に提供するというユースケースにおいて、ほとんどの作業はサーバ側で処理され、画面描画のみがモバイル機器側で処理されることになるため、HTML5の採用は理想的であると言える」(Krzyzak氏)
多くのモバイルアプリは、ゲームのようなマルチメディアを多用したアプリとは異なり、いずれも軽量クライアントとなっており、ボトルネックはたいていの場合、プロセッサへの負荷ではなく、サーバとの通信におけるレイテンシとなっている。
TripCaseは2013年の初めまでに、ハイブリッド型のHTML5アプリへと切り替えられる予定である。
HTML5については速度面の懸念が表明されることも多々あるが、モバイル機器のプロセッサは高速化の一途をたどっているのである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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