Double Roboticsは既に、このロボットの初期生産分を完売している。また、Coca-ColaやJohnson & Johnsonなどの企業でのベータテストに加わっているほか、Fortune 500企業のうちの7社から受注している。
ほかの優れた企業
21日のDemo Dayに参加した74社が紹介した製品は、ゲーム機器から新しいソーシャルネットワーク、そして安い航空券を探す方法まで多岐にわたった。ここからは、米CNETが選んだ、そのほかの優れた製品を紹介する(順不同)。
- BufferBox:このカナダ企業は、郵便局やFedExにとって都合の良いときではなく、自分の都合の良いときに小包を受け取れる新しい方法を開発した。このシステムの要となるのは、人々が集まる場所へのキオスクの設置と、小包の到着時に受取人が電子メールで受信するPINコードである。現在の非常に効率の悪いシステムの代わりに(配達の60%が失敗に終わる。住人が留守だからだ)、受取人は自分が住む地域のキオスクに出向いて、指定のロッカーから小包を受け取ることができる。
- Airbrite:この新興企業が提起するのは、ユーザーがモバイルデバイスで支払いを行えるEコマースサイトがほとんどないという事実だ。だが、Eコマースサイトを訪問して何らかの品を購入する可能性は、コンピュータを使っているユーザーよりもモバイルユーザーのほうがはるかに高いようだ。そこでAirbriteは、「iOS」や「Android」を搭載したタブレットでの支払い機能をサイトで簡単に提供できるようにするモバイルAPIを開発した。
- VoiceGem:Y Combinatorを卒業した同社が構築したシステムでは、サービスの既存ユーザーかどうかに関係なく、任意の2人がSMS経由で音声メッセージをやり取りできるという。VoiceGemは登録が一切不要で、どんな電子メールアドレスでもメッセージの受信者にすることができる。ユーザーにはスタンフォード大学が含まれており、同社によれば、同大学は先週、このサービスを使って、秋に入学する学生たち全員を歓迎するメッセージを送っている。
- GetGoing:この新興企業は、旅行者が最大40%割引で航空券を購入できることを目指し、航空会社が余った席を観光旅行客に直接販売するのを手助けするシステムを考案している。このサービスでは、ユーザーはいくつかの旅行の条件(例えば「午前中の直行便のみ」など)を指定し、次に訪問したい最終目的地までの具体的なフライトを2通り選ぶように求められる(例えば、サンフランシスコ発ロンドン行きと、サンフランシスコ発アムステルダム行き)。旅行者はフライトの価格を確かめてから、支払いをする。この段階で、GetGoingはユーザーに行き先がどちらになるのかを伝え、最大で40%割引になる予約の情報を告げる。