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「世界を変えるメガベンチャーを創造する」--サイバーエージェント・ベンチャーズ - (page 2)

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田島:そうですね。1回目からそれなりの規模感をもって投資していきます。特に過去に実績を出されている経営者や事業責任者、サービスのプロデューサーには注目しています。たとえばインサイト・プラスの八木社長(元トラフィックゲート創業者でインサイト・プラス代表取締役の八木岳郎氏)が起業すると聞いた際は、こちらから連絡をさせていただき、事業アイデアに関するミーティングを複数回重ねた上で投資に至りました。こういった関係性の中で見つけることも多いですね。

--株の持ち方についてはどのように考えていますか。

田島:ケースバイケース。企業価値が高まった段階で売却することもあるし、さらに追加投資ということもあり得えます。

--CAVの投資先にはスマートフォン向けサービスを提供している会社も少なくありません。一方で、サイバーエージェント本社でも次々とスマホ向けサービスをリリースする予定です。グループ内での競合についてどう考えているのでしょうか。

佐藤:似たような事業アイデアが出ることはあり得ると考えてます。勿論、投資先や投資候補先の情報に関しては一切グループ子会社や事業部には共有されていませんし、NDAも締結させていただいて、しっかりウォールを敷いています。

 そもそも事業投資ではないので、投資先に価値向上していただいてキャピタルゲインを得るモデルですから、その価値を毀損することはありません。

 一方で、互いの事業の成長のために勉強会などをすることもあります。ソーシャルアプリの拡大初期にはグループ企業、投資先を含め合宿を行い、互いのノウハウを共有しあうといった取り組みも過去にはありましたね。

--CAVはアジア圏に積極的に進出しています。

田島:アジア圏への進出はCAVの特徴の1つです。現在のネットワークでは中国に3拠点、台湾、インドネシアに1拠点ずつ、ベトナムに2拠点を構えています。これからビジネスの中心はアジアにシフトしてくると考えての配置です。北米で資金調達ができて、さらにアジアをマーケットにビジネスができる。その基盤を作っているイメージですね。

 現地にはどこがナンバーワンを取れるのか先読みして投資してます。ベトナムのコミュニティサービス「グリーンモバイル(GreenMobileCorporation)」はその成功例です。投資した当時はまだ3人ほどで運営しているサービスでしたが、たった1年でモバイル会員が800万人ほどのプラットフォームに成長しました。まだこのようなアジアの若い企業へ積極的に投資するプレーヤーは少ないですね。

--国内の支援先企業がアジア進出する際にどのような支援を考えていますか。

海老原:マインドパレットは弊社の各拠点と協力して台湾、ベトナム、インドネシアでの事業開発を進めていますね。

田島:特にモバイルに関しては、日本のプラットフォームがどうなってきたかを知っているだけに将来の青写真を描きやすい。これから5年、10年と経済成長が続く場所がアジアには多いわけです。たとえばインドやインドネシアは人口が多くて成長が見込める。そういった場所でカンファレンス(CyberAgentNet-impact)を仕掛けています。各アジア拠点に駐在しているメンバーと現地の起業家が一緒に汗をかいて、ゆくゆくはそれらを繋いだアジア最大のイベントをやりたいですね。

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