Metroスタイルで日本発のアプリケーションを--Windows 8の主役は開発者 - (page 2)

 次に大場氏によって、クラウドやクラウド型サービスとの連携例としてムビチケのオンライン映画チケット販売、楽天のMetro版「楽天レシピ」と「楽天市場」が紹介された。

 ムビチケはもともとWindows Phone用アプリとして開発されたWindows Azureベースのアプリケーションであり、短期間・低価格でMetroへの移植を実現したという。システムとしてAzureを採用した背景としても、後発のオンラインチケットサービスとして、できるだけ低コストで開発しながら、連携する各社と安全にやり取りができるものが必要という要件に合致していたからだとしている。「実際にサービス開始後も、マルチデバイスへの対応、UIの使いやすさなどに満足している」(ムビチケ代表取締役社長の高橋文郎氏)

写真4 楽天市場のMetro UI版
写真5 日本マイクロソフト執行役デベロッパー&プラットフォーム統括本部長の大場章弘氏

 楽天は、タブレットと親和性の高い楽天レシピをWindows 8のConsumer Preview版で提供しているが今回、楽天市場のMetro UI版を公開した。従来の画面とはテイストが異なる画面となるが、アプリケーションを開かなくても、タイル上に配送状況などの進捗状況を表示し、利用者の利便性を高める。「現在、当社は海外ビジネス展開に注力しており、今後日本に投入予定の電子書籍端末Koboなども含めてMicrosoftのテクノロジを活用していきたい」(楽天取締役常務執行役の安武弘晃氏)

 日本マイクロソフトでは4月25日にMetroアプリケーションの普及に向けて、開発者支援サイト「Go Metro」を開設している。大場氏は「開発者の皆様のパワーを発揮して頂けるよう、マイクロソフトとしてもできるだけ支援体制を整えていく。主役は開発者の皆さんであり、世界に向けて、日本発の素晴らしいアプリケーションを発信していきましょう」と会場に呼びかけた。

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