現在のツイート数は1日3億4000万件となり、アクティブユーザーは1億4000万人になっている。モバイルユーザーも全体の半数を超えて55%となった。英語以外の言語に対応したのは日本語が最初だが、今では30の言語に対応している。アクセス元を見ても、70%が米国外と、まさに世界中に広がる勢いを見せている。ユーザーの成長率も伸びているが、中でも日本は、世界の成長率平均を凌駕する勢いだという。「日本の市場は我々にとって重要。もっとも大きなユーザーベースが得られる市場」(Costolo氏)とのことで、今後も積極的な投資を続けていくとした。
1日あたり3億件以上のツイートがあふれるようになったTwitter。ここで重要になるのは、「ユーザーが生活する周囲で何が起こっているのか」ということだ。Costolo氏は、これについて、「ユーザーが必要な情報をきちんと表示する。たとえフォローしていなくても見られることが重要」と説明する。新たなユーザーインターフェースでは「ディスカバー」と呼ぶタブを用意し、ユーザーがフォローしていないアカウントについても、関連性が高ければ表示するという。
さらに、経験を共有するために、スポーツの試合やコンサートなどのイベント、不測の事態に際して、専用ページを用意するという。ここでは、スポーツの試合であればその試合に参加する選手といったように“権威あるユーザー”の情報を表示するのだという。これでハッシュタグを使わなくとも、1つのテーマにまつわる権威ある情報が見られるようになる。
ではビジネス面での目指す姿はどういうものだろうか? 日本へのコミットを約束するCostolo氏だが、広告事業に関しては「期待した以上のマネタイズができている。2011年の実績もそうだが、今期の第1四半期も期待以上の劇的な増加が見られた」と説明する。同社では3月に日本での事業に関する説明会も開催している。今後日本ではエンジニアやライフライン向け施策の製品担当、サポートのほか、営業の人員も増強するという。
最後にCostolo氏は、「すでにオープンAPIを公開しているがさらに進化させ、真のリアルタイムプラットフォームを目指す。Amazonがやっているように、企業がTwitterの中でビジネスをできるようにしていく。あらゆる端末に対して情報を発信する」と締めくくった。
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