ではREVOの電源を入れてみよう。電源がスライドさせると出てくるキーボード上にあるのはちょっと最初悩んでしまった。せっかくデザインがいいのに閉じたままではON/OFFできないのは不便かもしれない。電源が入れば上下どちらのディスプレイにもアニメーションとREVOの表示がされるのはいい感じだ。電源を入れるまで実は下のディスプレイはただの飾りかもしれないと疑っていたのだが杞憂に終わって一安心だ。
起動すると下のサブディスプレイはメニュー画面が表示される。ってこれ数年前にSamsungやLGが出したアイディアを今になって搭載したもの。当時はトンデモケータイでも同じ機能を搭載したものがすぐに出てきたものだがあまり使いやすいものではなかった記憶がある。だがデザインケータイとして考えればこのインターフェースは今でもアリかもしれない。ただディスプレイが2つに分かれてしまったせいで、メインディスプレイの下左右に表示されるソフトキーが数字キーの上ではなくサブディスプレイの上部左右にあるっていうのがこれまたわかりにくい。見た目はいいけど使いやすさはイマイチってことでだんだんとトンデモケータイらしくなってきちゃったかも。
この状態でスライドを閉じるとサブディスプレイも写真表示になり、メインディスプレイとあわせて一体感あるデザインになるのは考えられているかも。またしばらくするとスクリーンセーバーが起動するが、このスクリーンセーバーも2つのディスプレイを1枚として使いアニメーションが表示される。これもかなり昔にどっかのトンデモケータイで使われたアイディアだけど、もう覚えている人はいないから新機能と思われちゃうかも。
ただ使い勝手の問題がここでも発生。閉じた状態では一切の操作ができないのだ。すなわちカメラとして使うだけだとしても、わざわざスライドを開いて長い状態にしないとだめなのね。閉じた状態ならコンパクトなのに、このままでは何もできないっていうのは設計の悪さそのものかもしれない。まー開発者の人たちは「デザイン」だけに注力して使うことまで考えなかったんだろうね。このあたりはそんなものだと思ってあきらめて使うしかないだろう。
なおメインディスプレイは今時めずらしい非タッチ方式。スタイラスペンが付属しているのにどうするのだろうと思いきや、サブディスプレイがタッチパネルになっており文字の手書き入力もこちらで行うことになる。使ってみると間の数字キー部分が邪魔と言うのか、スライドを伸ばした状態で文字を書くのはあまり使い勝手のいいものではない。ということでこのREVOは「持ち歩いて自慢する」ケータイであり、あれこれ使いまくるのには向いていないようだ。
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