REVO本体をさっそく見てみよう。ブラックとオレンジのカラーリングは高級感というよりも洗練されたデザインを感じられる。キーパッドがなく2つの液晶ディスプレイが並ぶ姿は大手メーカーのケータイにもない美しいスタイルだ。メーカー名の「HEDY」も彫り込みだけで表現しておりさりげない。ディスプレイ下の「EMOTIONAL INTERACTIVE」の表示は何を意味しているのやらという感じでちょっとアンバランスなのが残念か。
本体の背面を見てみると、こちらは金属っぽい電池カバーと革調のデザインのカメラ周りと言う組み合わせ。もちろんどちらもプラスチックだが安っぽさを感じさせないあたりはさすが。そしてREVOの製品名はこの背面に入っている。カメラ周りもシンプルにまとめられており、デザイン系のステーショナリーっぽい雰囲気も感じられるのではないだろうか?デザイナーががんばっても製品になるとダメダメな製品が多いのがトンデモケータイだが、このREVOはそのあたりもちゃんとしている。
さてとデュアルディスプレイだけでどうやって使うのかと思ったら、このREVOの本体はスライド式だ。スライドさせることで数字キーが現れ電話番号のダイヤルやら文字入力が可能になるのだ。スライドを開いた状態では、本体が3つのパーツに分かれているようなデザインにもなっている。うーんもっといい質感にしたらブランドケータイとしてどこかの大手メーカーが出してきそうな感じじゃないだろうか?
本体にはSIMカードが2枚入るのはトンデモケータイの標準機能。ということで電池カバーをはずして電池を出してみると、そこには驚くべき表現が!なんと「FROM ITALY」とあるではないか。もちろんこの電池は中国製だろう。だが「Made In」を偽装するのは問題だろうが、「From」と記載するのはなんら問題ないかもしれない。だってこのFromの意味は「デザインの出所」ってことかもしれないしね。いやはやどことなくREVOはイタリアンデザインっぽいと感じていたのだけど、ここにこんなこと書かれていると本当にイタリアで作られたように錯覚してしまいそうだ。
でも実際に電池をはめてみると「これはイタリア製だ!」と思えてしまうから不思議。ここまで優れたデザイナーがメーカーにいるとも思えないので、おそらくイタリアの何かの商品のデザインをいただいちゃっているのかもしれない……。まぁデザインの出所はさておき、安物ケータイなのにここまでしっかりデザインされているなら1台買って常用してもいいかもしれないなぁ。
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