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日本、中韓台ほどフラッシュマーケティング機能が十分に発揮されず

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 GMOジャパンマーケットインテリジェンス(GMO JMI)は1月19日、同社が保有する日本、中国、韓国、台湾のモニターと提携モニターを対象に実施した「通信販売(オンラインショッピング)と共同購入クーポンに関する調査」の調査結果を発表した。

 調査によると、月に1回以上オンラインショップを利用する人は、日本が58.5%、中国が84.3%、韓国が85%、台湾が63.4%だった。中国と韓国では週1回程度利用するという人も3割以上おり、日常的にオンラインショッピングが利用されている様子がうかがえる。一方、日本と台湾では、週1回程度利用するという人は1割ほどにとどまった。

 オンラインショップを利用する理由として、4地域すべてで多かったのが「値段が安い」と「好きな時間に購入できる」だった。日本以外の3地域では、「実際の店舗より選びやすい」「商品間の比較が簡単」という回答も多かった。実店舗には行かずにオンラインショップで商品を探し、比較し、購入するユーザーが多いと推察できる。一方、日本は他の3地域と比べて「配達してくれるので楽」という回答が多いことから、実店舗やカタログなどで見つけた目的の商品をオンラインショップで購入するという利用パターンのユーザーが多いことが推測できる。

 オンラインショップでの購入頻度が最も高い商品は、日本では「書籍/漫画/雑誌」が48.7%と最も多かったのに対し、他の3地域では「ファッション/バッグ/時計」が最も多かった。日本でもファッション関連商品は書籍類に次いで購入頻度の高いカテゴリだが、それでも韓国の約半分の3割程度という結果となった。

 中国や台湾では生活雑貨や日用品の購入が2番目に多く、中国で48.3%、台湾で37.8%となっているが、日本は18.1%にとどまっている。これは、日本の実店舗の数と店舗での品揃えの良さが背景にあると思われる。このほか、DVDや音楽ダウンロードは、日本では27.9%だったのに対し、他の3地域では1割にも満たなかった。

 オンラインショッピングの際にトラブルに遭遇したり、不満を感じたりした経験のある人は、日本に比べて他の3地域では圧倒的に多く、利用者の9割以上という結果となった。トラブルの内容は、調査対象地域すべてで「想像していたものより、商品・サービスの品質が劣っていた」に回答が集まった。このほか、中国と韓国では「配送時間に遅れが生じた」に、台湾では「買ったものが購入直後に値引きされていた」にも多くの回答が集まった。一方で、日本では「特にトラブル・不満はない」と回答した人が33.9%もいた。

 共同購入クーポンサイトの認知度は、4地域で一番低い日本でも6割を超え、他の3地域では約8~9割と非常に高いことが分かった。利用率は中国、韓国、台湾、日本の順に高く、中国では8割近くの人が利用した経験があると回答した。購入クーポンの種類は、日本では「金券(商品券・旅行券など)」、他の3地域では「食品/飲料」「外食/グルメ」が上位に挙がっている。クーポンサイトを利用する際に不安に思うことは、すべての地域で「商品・サービスの品質」が最も多く挙げられた。

 クーポン情報の入手方法については、日本、中国、韓国では「自分でサイトを訪れる」が最も多く、特に日本では7割を占めた。得られたクーポン情報の共有については、日本では6割近くの人が「特に共有しない」と回答しており、他の地域と比べてフラッシュマーケティングの機能が十分に発揮されていないことが明らかとなった。他の3地域では共通して「口頭」による共有が最も多く、台湾ではこのほか「SNS」や「メール」でクーポン情報を共有するとしている。

 日本国内で認知度が高い共同購入型クーポンサイトは、「グルーポン」(90.4%)、「ポンパレ」(84.4%)、「くまポン byGMO」(48.7%)の順となった。実際の利用経験では「ポンパレ」(78.7%)、「グルーポン」(47.1%)、「くまポン byGMO」(20.5%)の順に多く、認知度と利用経験では上位2サイトが逆転していることが分かった。

 調査は、2011年10月20日~11月11日に日本、中国、韓国、台湾の19歳以上の男女各1000人、合計4000人を対象にネット調査で実施した。回収サンプル数は各地域1000サンプルで合計4000サンプルとなっている。

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