音楽サービスのSpotify、開発者向けプラットフォームを公開 - (page 2)

Roger Cheng (CNET News) 翻訳校正: 編集部2011年12月01日 08時10分

 これらのアプリケーションは、Spotifyの利用体験が豊かになるように設計されている。例えばRolling Stoneのアプリでは、記事コンテンツや、チェックすべき曲のお勧め情報などが提供される。Last.fmでは、再生した曲の履歴を作成して他のユーザーと共有することが可能だ。また、Songkickでは、アーティストがこれまで開催したライブの場所と時期、および今後の開催場所を知ることができる。

 当面、これらのアプリの利用可能範囲はデスクトップ版のSpotifyに限定される。また、Appleが「App Store」で公開するプログラムの事前審査を行っているのと同じように、各アプリはSpotifyの承認を得て公開される。最終的にこれらのアプリがスマートフォンやタブレットで利用可能になるかどうかについて、同社はその可否を明言しなかった。

 サービス開始後は、Spotifyの左側のサイドバー部分に「App Finder」機能が表示され、ユーザーはこれを使って新しいアプリケーションをインストールすることになる。ベータ版は30日遅くに提供される予定だ。

 欧州ではすでに人気の高いSpotifyだが、米国では比較的新しいサービスだ、大きな期待を集める中、鳴り物入りで米国でサービスを開始したのは7月のことだった。しかしそれ以降、1500万曲以上の楽曲に制限なくアクセスできる同サービスが有料加入者の獲得にどの程度成功しているかは不明だ。

 ユーザーは、機能が限定された広告付きのサービスなら無料で利用できるが、機能制限なく利用するには毎月4.99ドルを、モバイルアクセス、高品質の楽曲、独自コンテンツなどのプレミアムサービスを利用するには、毎月9.99ドルを支払う必要がある。同サービスでは、好みの曲をほぼ何でも曲をすぐに再生したり、プレイリストを作成して後で利用したりすることが可能だ。

 Spotifyのビジネスモデルでは、1曲再生されるごとにレコード会社に料金を支払う。これについては、ユーザー数が増えるにつれて負担が重くなる可能性を懸念する批判の声もあるが、Ek氏は自信を持っているようだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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