ソフトバンクは9月15日、世界規模でモバイル広告ネットワーク事業を展開するInMobiグループでシンガポールを本社にするInMobi Pte. Ltd.に1億米ドル(約77億円)を出資したと発表した。また、2012年4月に1億米ドルの追加出資を予定しており、出資総額は2億米ドル(約154億円)になる予定だ。
ソフトバンクとInMobiグループは、モバイル広告分野でアジア地域をはじめとした協業を検討する。ソフトバンクの代表取締役社長である孫正義氏は「専門性と優れた技術を持つ彼らとの提携を通じて、モバイルインターネット分野の成長が加速し、ソフトバンクもさらに進化していくことを確信している」とコメント。InMobiの創始者でCEOであるナビーン・テワリ氏は、「今回の出資規模とその出資者は、モバイル市場の潜在的な可能性と強さ、そしてその発展に貢献するわれわれの役割を証明するもの」と述べた。
InMobiグループは、2007年にインドでモバイル広告ネットワークサービスを開始し、スマートフォンや携帯電話などに向けに広告プラットフォームを提供している。ソフトバンクによると、2011年8月時点でInMobiは全世界で広告リーチ数が3.4億人、月間広告インプレッション数が470億回の規模を誇るという。シンガポール、バンガロール、東京、ロンドン、サンフランシスコ、ナイロビに拠点を持ち、2010年には米国、欧州でもサービスを開始。日本ではInMobi Japanを2010年4月に設立し、同年8月から事業を展開している。
モバイル広告で躍進するInMobi Japanのこだわりと戦略CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス