市場調査会社Gartnerは米国時間6月16日、モバイル広告に関する予測を発表した。それによると、2011年のモバイル広告の売り上げは世界全体で33億ドルとなり、2010年の16億ドルから2倍以上になるという。
Gartnerによれば、この数字はさらに上昇を続け、2015年には206億ドルに達するという。今後4年間で売り上げシェアの多くを占めるのはモバイルの検索、地図サイト、アプリケーションの広告だが、成長率が最も高いのはビデオやオーディオの広告だろうとGartnerは予測している。
その結果、企業のモバイル広告が占める予算の割合は、2010年の0.5%から2014年には4%以上になることが予想されている。
Gartnerの調査担当バイスプレジデントであるAndrew Frank氏は声明で、「スマートフォンやメディアタブレットがますます多くの消費者に受け入れられるにつれて、モバイル広告に触れる人数も増加し、セグメント化やターゲット化が容易になるため、ブランドや広告主のモバイル広告に関する消費が促進されるだろう」と述べている。
地域別では、最も成長率が高いのは北米と西欧で、2015年にはそれぞれ28%と25%のシェアを占めるとGartnerは述べている。ただし、最も多くのシェアを占めるのは依然としてアジア太平洋地域と日本で、2011年のシェアは49%、2015年のシェアは33.6%と予想されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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