Windows 7を使っているわれわれのような人間を含む、旧版Windowsユーザーにとって最も重要なのは、Windows 7をベースとするインターフェースに簡単に切り替えられるということだ。切り替えは画面の下から上方向にスワイプするだけで実行できるが、これがマウスでどれほど上手く機能するかは不明だ。Windows担当プレジデントのSteven Sinofsky氏によると、Windows 7のプログラムはこの新版でも動作する見通しだという。ただしこの話は、われわれがMIX11で「Internet Explorer 10(IE10)」について聞いたことと矛盾する。少なくとも4月時点において、IE10はWindows 8よりも古いコンピュータでは機能しない予定だった。もちろん保証はできないものの、論理的に考えて導き出されるのは、IE10のWindows 8向け機能はWindows 7以前のOSでは機能しないが、従来の部分は動作するというものだ。
現行ユーザーにとってもう1つの朗報は、Windows 7向けのレガシーハードウェアがWindows 8をサポートする見通しだということだ。ただしこれも、少なくとも現時点において、という注釈付きである。MicrosoftがここでAppleを引き合いに出し、アップグレードを望むユーザーに新しいハードウェアの購入を強要する可能性も当然考えられる。
つまり、レガシーハードウェアはサポートされる可能性が濃厚で、従来のインターフェースに簡単にアクセスでき、また、スマートな印象を与える共有機能や、モバイル用途を想定した気の利いた分割型キーボードも提供される。しかし、プログラムに関連する懸案があることも分かっている。例えば、Windowsの中核を成す主要なレガシープログラムは、どれくらいサポートされるのか。また、現状ではマウスによる正確な操作を要求する従来のWindows 7向けプログラムは、Windows 8上で使用したとき、タッチ操作で上手く機能するのだろうか。
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