写真は分かった。では動画はどうだろう?最近、動画撮影も本当に身近になった。ケータイはもちろんだが、iPhone 4やAndroid 2.1にバージョンアップしたXperiaなど、スマートフォンでもHD動画が撮影できる端末が増え続けている。しかしいくら動画を撮りためても、なかなか活用出来なかったのがこれまでだった。
新しいiMovie'11では、写真と一緒にiPhoto'11に取り込んだ動画を活用する新しい方法を用意してくれている。もともとiMovie'11は、マウスでシーンをクリックしながら選ぶだけで、動画編集ができるという、これまでのビデオ作成とは全く違うワークフローを提案するアプリケーションだった。
このクリックで編集する操作性を一段深めたのが予告編動画作成のテンプレートだ。
15個の予告編のテンプレートから1つを選ぶと、いきなり動画を編集するのではなく、まず登場人物や撮影者などの情報を編集するところから始まる。テンプレートによって登場人物の人数や増減の可否があり、最適なモノを選んで登場人物の名前を入力しておく。
一通り編集が終わって次のタブに移ると、いよいよ動画編集なのだが、画面に現れるのは絵コンテ。既に読み込んである動画の中から、絵コンテで指定されているシーンをピックアップし、マウスで順番にクリックしていくだけで、絵コンテの中に映像が並べられていく。途中で表示される字幕も編集可能だ。
こうしてすべてのシーンをビデオから選び終わったら予告編のできあがり。再生してみると、音楽と映像のタイミングがピタリとあった、テンプレートのテーマの雰囲気を満点に味わえる1〜2分の動画が完成しているから不思議だ。これを書き出してYouTubeにアップすれば、すぐに共有も完了する。
最後のビデオを書き出す際には少しストレスを感じ、お茶でも入れて一服しながら待とうかな、と思わされるが、それ以外のビデオを指定する操作や編集途中での試し再生などは、MacBook Air 11インチモデルでも全くストレスなくこなしてくれた。
前回紹介したビジネス向けの活用、そして今回のオフタイムでの楽しみ、ともに問題なく活用することができたMacBook Air 11インチモデル。もちろん使い込めば使い込むほど、ディスプレイサイズがもっと欲しいと感じたり、より大きなストレージが欲しい、という要望が出てくるかもしれない。
しかしそういう「もっとこうしたい」という要望が出てくるという点でも、Mac入門機としてのMacBook Air 11インチモデルは存分に楽しめると言うことを意味している。価格が安く、軽く、手軽に触れる事ができるMacであっても、性能や体験を犠牲にせず、フルサイズのMacを感じることができるからだ。
普段15インチのMacBook Proを愛用している僕としては、やはり11インチのディスプレイサイズ、特に縦の解像度に窮屈さを感じてしまった。もちろん軽さやサイズとのトレードオフなので、これを言うのは贅沢というものだろう。
より軽いMacが欲しいユーザーだけでなく、これからMacを始めたいというユーザーにも、11インチモデルをオススメしたい、と言うのが結論だ。
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