iPhoneアプリ、無料有料ともにソーシャル系が人気--アプリヤ、2010年トレンドデータ - (page 2)

坂本純子(編集部)2010年12月16日 19時35分

2011年は事業者のスマートフォンの知識向上が鍵に--アプリ開発に重要なこと

  • 事業者の現状、スマートフォンの知識格差が問題という

 アプリの開発にあたっては、「事業者がスマートフォンの知識をきちんと身につけるのが2011年に向けて大切なこと」と新城氏はいう。

 「よくわからないけど、スマートフォンが来ているみたいだし、やらないといけないな。ちょっと話題になっているアプリを触ってみて、こんなことをやると面白いかもじゃあ作れるところを探して発注しよう──そんな経緯で発注、受注の関係が生まれて、プロジェクト自体が難破するという話をよく聞く」とスマートフォンにおける知識の格差が問題になると話す。

 「普通のビジネスならば、市場調査をするのは当たり前のことだが、スマートフォン市場に関してはなかなかそれができていない。単価が安いというのもあるが、作る前にコストをかけられないという意識が強すぎて、かけたコストすらムダにしてしまうというのもよくある。ビジネスとしてきちんとリサーチをすることが大事」と語った。

大賞は「ツイットキャスティング・ライブ」

  • ストア型アプリ「ダイヤモンドブックス」を発表

 イベントでは、iPhoneアプリ情報誌「iPhone Magazine」が主催するiPhone Appアワードの受賞者が発表された。大賞を受賞したのは、「ツイットキャスティング・ライブ」。制作者であるサイドフィードの赤松洋介氏は、開発のきっかけについて「正月に寝坊したことから始まった。起きたら2010年が明けており、反省して急ピッチで仕事をし、2月の公開にこぎ着けた」とエピソードを明かした。

 また、デベロッパー賞として、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」「適当日記」などのヒットを出した、ダイヤモンド社の電子書籍チームが受賞した。会場では、ストア型のアプリ「ダイヤモンドブックス」を近日中に公開することを発表した。書籍のマーカー機能や、ツイッターでつぶやける機能なども搭載しているという。審査が通り次第公開するとしている。

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