検索結果ページには、「FanSnap」との提携を通じた改良も盛り込まれた。これはコンサートやスポーツの試合のチケット入手を支援する機能だ。たとえば、地元のスタジアムで開催される予定のバスケットボールの試合を検索している場合、Bingでは、検索結果から直接スタジアム内の座席図を表示するほか、購入できるチケット一覧も表示する。
また、Bingの検索結果へのFacebookの統合が強化されることになり、この点についても詳細が説明された。Microsoftでは2011年1月ごろをめどにBingの検索結果の下にFacebookの「Like」(いいね!)を実装する予定で、これによりユーザーは、どの友人が検索結果に満足したかを確認できるようになる。友人が満足した項目を強調表示するだけだったこれまでの機能とは異なり、Bingでは今後、これらの付加情報に基づいてランキングが変化することになると、Bingのグループプログラムマネージャーを務めるPaul Yiu氏は説明した。
こうしたランキング変動の仕組みは、人物を検索した場合の検索結果の重み付けにも利用される。そのため誰かを検索している場合、Bingでは同検索エンジンが把握しているユーザーの友人のネットワークに基づいて、これらの検索結果をフィルタリングできる。この機能は、同じ名前がある場合に、ユーザーが正しい人物を見つけられるよう手助けするうえで大いに役立つはずだと、Yiu氏は述べた。
さらにMicrosoftは、Bingの検索ページに加えて、「Bing Maps」の新バージョンも披露した。「Microsoft Silverlight」ではなくAJAXを採用するこの新版は、12月15日から公開される予定だ。Bing MapsのアーキテクトであるBlaise Aguera y Arcas氏は、機能の大部分が新システムに移行できているとしながらも、Silverlightは、計算ツールとしてBingの地図アプリケーションツールを使うために、今後も必要だと説明した。
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