IT部門の上級幹部たちがよく口にする不満の1つに、ビジネスとITの間の「連携」がうまくとれていないというものがある。残念なことに、こういった連携問題の原因はIT部門にあり、IT部門以外の人々と話す際に専門用語を用いてしまうという彼らのコミュニケーション能力不足も問題に拍車をかけている。IT部門以外の人々と話をする際には、技術的な専門用語の使用を避けることが重要である。そしてさらに重要なこととして、技術的な解決策を一足飛びに述べようとするのではなく、業務に密着した用語を使って問題を語るという点も忘れてはいけない。例えば、ある部門において従業員同士のコミュニケーションが十分に行われていないという問題を耳にした際、ベンダーの提供している最新の「ユニファイドコミュニケーションソリューション」を提案したいという誘惑にかられるかもしれない。しかし、いきなりテクノロジを使って問題を解決しようとするのではなく、テクノロジを利用することで推し進めることのできる、ビジネス上やプロセス上の改革を模索するべきなのである。
IT技術者として成長するための鍵は学習、特にテクノロジ以外の分野での学習を継続することだろう。今日のクラウドは、明日のメインフレームになる可能性が高いものの、時間管理能力やプレゼンテーションスキル、個人としての成長という価値は、あなたのキャリアを通じて色褪せることがないはずだ。
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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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