CA、プロジェクトポートフォリオ管理をSaaSで--ライフサイクル管理を搭載 - (page 2)

田中好伸(編集部)2010年07月16日 13時34分

 プロジェクトの計画段階では、ひな型からプロジェクトを計画することでプロジェクトマネージャー(PM)の負荷を削減できる機能を搭載。また、人員のスキルセットを把握することで、プロジェクトに要求されるスキルセットに基づいて人員を配置することもできる。このようにしてPPMはプロジェクトの計画を削蹄できるようになっている。実行の段階では、メンバーにかかる作業負荷を把握するとともに、プロジェクトの進捗状況やコスト、品質なども確認できるようになっている。

 前版となるClarity PPM v12は、全世界で1300以上の稼働実績があり、日本市場でもベネッセコーポレーションなど多くの企業で採用されているという。最新版のClarity PPM On Demandは、CA Techonologiesが運営する2つのデータセンターで稼働し、高い信頼性を誇るデータセンターにユーザー企業はデータを預けられるというメリットがあると、オンデマンド営業部部長のMike Alford氏は説明する。

Mike Alford氏 オンデマンド営業部部長のMike Alford氏

 最新版のClarity PPM On Demandには2つの新機能が搭載されている。1つが先に触れたプロジェクトのライフサイクル管理だ。もう1つが、ユーザーインターフェース(UI)の改善とダッシュボードだ。UIは、導入企業ごとに設定でき、ウェブをベースにしたGUIを提供するとしている。プロジェクトの現場では、サードパーティーの管理ツールに頼ることなく、複雑なスケジュール管理ができると説明している。

 日本市場で初のクラウドとなるClarity PPM On Demandに向けて同社は、専任組織のオンデマンド営業部を立ち上げている。オンデマンド営業部は、営業と営業技術を集約して、クラウドに関するさまざまな顧客ニーズに対応するとしている。

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