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マイクロソフト、「Office 2010」「SharePoint 2010」を企業向けにリリース - (page 2)

文:Marguerite Reardon(CNET News) 翻訳校正:湯本牧子、長谷睦、編集部2010年05月13日 08時57分
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 新しくなったOffice 2010の売りは、何と言ってもユーザーが常につながり、共同で作業できることだ。Microsoftが行ったデモの中で披露した新機能は、この点を特に印象づけるものだった。たとえば、同社のInformation Worker Product Management Groupを担当するシニアバイスプレジデントのChris Capossela氏は今回のイベントの基調講演で、WordおよびPowerPoint内で写真や動画を編集する手順を実演した。同氏はまた、ウェブ版またはモバイル版Office 2010のユーザーが、インターネットに接続できる場所なら、どこでも共有されているスライドショーを参照できる、PowerPointのスライド共有機能についてもデモを行った。

 Officeの機能の一部を「クラウド」に移行し、消費者に無料で提供するというMicrosoftの動きは、以前から「Google Docs」のようなサービスを無料で提供している競合のGoogleに追随するものであることは間違いない。だがMicrosoftはGoogleとは異なり、消費者向けの広告を販売して収入を得ようという狙いを持っているわけではない。

 そうではなく、製品のウェブ版を試しに使ってもらい、その機能を体験することで、最終的にはこうしたソフトウェアを購入するという流れになることを、Microsoftでは期待している。各製品のウェブ版では、クライアントベースのソフトウェアが備えるすべての機能を提供してるわけではない。一例を挙げると、Capossela氏はインタビューの中で、ウェブ版PowerPointでは動画を編集できないと述べた。この機能をブラウザでは実現できないというのがその理由だ。

 「ウェブ版Officeは、ドキュメントの共有や編集といった基本的な作業を行う際には利用できる。だがユーザーが学生であれば、論文を書くために、やはり機能豊富なクライアント版が欲しくなるだろう。こういった作業をすべてブラウザ内で行いたいとは思わないはずだ」と、Capossela氏は述べている。

 Capossela氏は、消費者がOffice 2010における新機能の一部を実際に使ってみれば、フル機能を搭載した製品版を欲しがるようになるだろうとの見解を示した。

 「人々は、価値あるものに対しては、間違いなく対価を払うはずだ。無料版は、ドキュメントを自宅から編集したり、誰かと共有したい時には、非常に役立つものだ」(Capossela氏)

 一方、モバイル版Office 2010の狙いについてCapossela氏は、顧客がどこからでも自身のドキュメントや表計算ファイル、PowerPointのプレゼンテーションファイルに確実にアクセスできるようにしたいというのが、Microsoftの考えだと説明した。そのためには、任意のモバイル機器でソフトウェアにアクセスできるようにすることは重要だった。ただし、自社のWindows Mobileプラットフォーム向けに作成したアプリケーションについては、他社のモバイルOSを搭載した機器に提供されるウェブブラウザ経由のサービスに比べて機能を強化している点は、Capossela氏も認めている。

 「われわれが携帯電話で採用しているアプローチは、Windowsを搭載したモバイル端末向けにリッチなクライアントアプリケーションを構築することだ。Windows Mobile搭載端末またはNokiaの端末上でPowerPointを動作させると、『BlackBerry』などの他の端末を使う場合よりもリッチな体験が得られる」と、Capossela氏は説明した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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