キーホルダーで「ピッ」が可能に--大日本印刷、4cm角の小型FeliCa媒体を開発

永井美智子(編集部)2010年03月04日 18時02分

 大日本印刷は3月4日、キーホルダーや携帯電話用ストラップとして使えるFeliCaチップを搭載の小型非接触IC媒体「Smart-Jacket」を開発したと発表した。3月中に販売を開始する。

  • Smart-Jacketはさまざまな形やデザインに対応する

  • カードリーダーにかざした様子

  • Smart-Jacketの利用イメージ

 Smart-Jacketは、かざすだけで認証できるFeliCaの機能を持ちながら、キーホルダーやストラップなどさまざまな形状に加工できる非接触ICの媒体。 FeliCa性能検定の認定を取得しており、EdyやFeliCaポケットなどが使えるという。

 印刷は4色刷りで、最小サイズは縦45mm×横38mm×厚さ6mm。価格は1万個の場合で1個あたり約630円。電子マネーが使える会員証や、学校のID証、チケットやポイント機能がついたファンクラブの会員証などの需要を見込んでいる。

 大日本印刷ではポイントシステムやデジタルサイネージとの連携システムなどと合わせて、2012年度までに約10億円の売り上げを目指している。3月9日から12日まで東京ビッグサイトで開催される「IC CARD WORLD 2010」に出展する予定とのことだ。

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