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「クラウドではブラウザの存在意義さえなくなるかもしれない」--グーグル幹部、クラウドを語る - (page 2)

藤本京子(編集部)2010年02月22日 15時53分
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--Googleは中国からの高度なサイバー攻撃を受けたばかりだが、クラウドでサービスを提供するにあたって信頼度を向上させる必要があるのではないか。

 今回の攻撃では、Google以外にも多くの企業が標的となったが、その攻撃に気づいたのはわれわれだけだった。それはGoogleがクラウド専業の企業だからであって、セキュリティにも気づかっているためだ。

 Googleでは社内メールにもGmailを利用している。企業へのクラウドサービスとして提供しているGmailと同じ環境だ。意識的にユーザーと同じ環境を使うことで、安全性についても顧客と同じ目線で考えられる。セキュリティ対策には数千万ドルも費やしているし、他社よりはずっと努力していると思う。

--Googleのデータセンターがどこに置かれているのかが気になるのだが。

 データセンターの場所を明かすことはできない。ただし、Googleではさまざまな場所にデータセンターを構えており、企業ユーザーには2つのロケーションでサービスを提供している。追加料金で、3つ目の場所を提供することも可能だ。

 しかし、データセンターの実際の場所を気にする必要はないだろう。銀行に預金するにしても、預金者は自分の預けた現金がどこにあるか知らないはずだ。例え日本の銀行に預金したとしても、その銀行は中国にお金を貸しているかもしれない。それでもATMに行けば自分のお金は手に入る。クラウドサービスもそれと同じで、データの場所がどこにあるかは知る必要がないのだ。

--Googleのサービスはすべてオンラインが前提となっているが、ユーザーがいつでもオンラインでいられるとは限らない。PCは常時接続が普及しているものの、携帯電話ではすべての人がデータプランを利用しているわけではないと思うのだが。

 確かにそうだが、それに対しては2つのことが考えられる。まず1つは、接続料が安くなり、すべての人が携帯電話でもデータプランを利用するようになること。もう1つは、アプリケーション側でクラウドサービスとクライアントが同期することだ。例えば今私が使っているこの携帯電話の中にもカレンダーアプリケーションが入っているが、データはローカルに保存しているため、オンラインでなくてもカレンダーが確認できる。オンラインになった時だけデータを同期するという方法を使えば、データプランを利用していないユーザーにも対応できるはずだ。

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