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Facebookとオンライン決済事業--本格進出の可能性と疑問点 - (page 2)

文:Caroline McCarthy(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年01月20日 07時30分
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 このような報道が出回っていたことを考えると、Facebookが広告を補完する別の収入手段の追求を選択することが論理的であるように思えたが、同社はそうしなかった。Facebookが、実際には、成功する広告製品を開発できるとの結論に達し、それに注力することにしたということは、かなり明らかだ。Facebookの開発者プラットフォームと「Facebook Connect」拡張が無料製品として立ち上げられたこともあって、大きな収入源になる可能性を秘めたものを無視することはお粗末な経営判断だと忠告する批判者もいたが、決済製品は後回しにされた。

 そして最終的に、Facebookは皆を驚かせた。同社は2009年9月、より多くのプレーヤーを集めるために広告を購入するソーシャルゲームからの売り上げと、ブランドにとって次第に必須となっている「ファンページ」のマーケティングに支えられ、予定よりも数カ月早くキャッシュフローの黒字化を達成したと発表した。

 広告事業が安定したことで、Facebookはようやく、1つのプロジェクトチーム全体を決済に専念させる準備が整ったようだ。チームには既に数名が名を連ねている。エンジニアのIvan Kirgin氏もその1人だ。同氏はTwitterベースの少額決済を手がける自身の新興企業Tipjoyを閉鎖すると同時にFacebookに加わった(AllThingsDのPeter Kafka氏によれば、FacebookはTipjoyに買収を持ちかけ、後に取り下げたという)。

ルーツは「Gift Shop」

 Facebookは少し前からさまざまな形態のEコマースを幅広く試験しており、中でも主要なものが「Facebook Gift Shop」だ。これはいわば、少額決済の培養皿だ。Gift Shopはもともと、今よりもはるかに小規模だったFacebookにおいてメンバーが、友人のプロフィール上に表示するばかげた画像を少額で購入するための手段として立ち上げられ、今では、Facebookの「クレジット」システムや非営利団体への寄付活動、音楽ファイルを含む広範な仮想グッズのための基盤となっている。

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