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映画「アバター」制作の舞台裏--リアルな視覚効果を生み出した2大スタジオの共同作業 - (page 2)

文:Daniel Terdiman(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年01月06日 07時30分
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 Knoll氏にとって、Wetaとの共同作業における課題は、ILMが開発しなければならないアセットの数を限定し、かつILMが最も役に立てるような作業群を特定することだった。最終的にILMは、人々と装備の移送に使われる大型シャトル「Valkyrie」や数種類のヘリコプターなど、この映画に登場する特殊な乗り物の大半と、そうした乗り物の背景の視覚効果を作成する役割を担った。

 ILMは、この映画の最後の戦闘シーンにおける視覚効果も手がけ、全ての乗り物が飛び立つ映像や、そのシーンにおけるコクピット内部の映像を担当した。

同じシーンでの共同作業

 多くの場合、ILMとWetaのチームはそれぞれ別のシーンを担当した。しかし、Knoll氏によると、両社が同一シーン内の別の部分を手がけることもあったという。同氏がその例として挙げたのは、作中の人間型エイリアン種族「ナヴィ」が住む巨大な「ホームツリー」をヘリコプターの一団が攻撃するシーンだ。そのシーンにおける視覚効果の大半はWetaが作成したものだが、カメラがヘリコプターの方を振り返る場面の映像は全てILMが手がけたという。

 Knoll氏は、2つの視覚効果スタジオが映像作成を手がけたシーンでは、そういった映像を「碁盤目のように並べる」方法を見つけるのが難しかったと話す。特にいくつかのケースでは、ILMはWetaの映像がどのようなものか分からなかったためだ。

 「ILMの映像とWetaの映像が何度も交互に切り替わる。両スタジオの映像は密接にからみ合っていた。参照すべきWetaの映像が手に入る前に、作業を開始してかなりの部分まで進めなければならなかったため、わたしは不安だった。両社とも並行して制作していた」(Knoll氏)

 ILMが主に担当したのは、ヘリコプターや大型シャトル「Valkyrie」など映画に登場する航空機における視覚効果だった。 ILMが主に担当したのは、ヘリコプターや大型シャトル「Valkyrie」など映画に登場する航空機における視覚効果だった。
提供:Industrial Light & Magic

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