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【連載コラム】声優・小菅真美さんの「夢のあいまに」:第22回「ときめきメモリアル2」

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小菅真美さん

 十年一昔と申しますが…二十歳を過ぎると坂道を転げ落ちるように年月が過ぎていくんですよね。
 もうね10年なんてあっという間ですよ。10年なんて一昔どころかもう昨日のようですよ…。嗚呼…恐ろしい…。

 そんなわけで、その昔私が出演した「ときめきメモリアル2」の発売から10年が経ちました〜、経ってしまいました〜! いや…本当に早いですね…10年って…。「中学生の頃やってました!」とか言われちゃうと…もうね、いやでも年月を感じてしまうのですよ。
 でも、そう言ってもらえるのはとても嬉しいことです。なので、遊んでいた方は是非そう言ってください。もう中学生の頃でも小学生の頃でも驚きはしませんよ。だって10年だもの。

ときめきメモリアル2 「ときめきメモリアル2」は、爆発的な人気を得た「ときめきメモリアル」の続編タイトルとして1995年11月25日にプレイステーション用ソフトとして発売。プレイヤーが登録した名前の音声を作成し、ゲーム内で女の子が呼んでくれるという、当時としては画期的な機能であるEVS(エモーショナル・ボイス・システム)などを搭載。このシリーズでも屈指の名作として知られ、今でも根強いファンのいるタイトルとなっています。小菅さんが演じたのは一番左の青い髪の女の子である水無月琴子(みなづき・ことこ)。ヒロインで主人公(プレイヤー)の幼なじみである陽ノ下光(中央の赤い色の髪の女の子)の、中学時代からの親友で、日本文化をこよなく愛する女の子という役どころです(編)。

 私にとって「ときめきメモリアル2」というのは特別な作品です。デビュー作…ではないですが、初めての大役だったので、やはり思い入れもひとしおです。

 初代の「ときめきメモリアル」は、みなさんご存じのように一世を風靡した作品であったし、もちろん私もこの仕事を始める前から普通に遊んでいた作品だったので、「ときめきメモリアル2」のオーディションを受けるだけでも小躍りしていたものです。更に役が決まったとの一報を貰った時には、嬉しさのあまり何役に決まったのかを聞き損ねてしまい電話をかけ直してしまった程でした。

 しかしそこからが長かったんですよねぇ…。オーディション合格の一報から半年以上も音沙汰がなく「もしやこの話はなかったことに!?」なんて不安になったころ、ようやく音声収録開始。そして全員の音声収録が終わるまでに数ヶ月。さらにそこから発売までにまた半年以上…というわけで、オーディションからゲーム発売までに2年近く掛かったんです。

ときめきメモリアル2 見えにくいかもしれませんが、これが当時のEVS用原稿(台本)なのだそうです(編)

 デビューしてまだ間もなかったわたしにとっては、やることなすこと全てが初めて尽くし…。ゲーム音声収録しかり、歌収録しかり、イベントしかり…。なかでもEVSの音声収録は大変でしたね…。スタッフさん側も初めてのことで、まだ試行錯誤だったようで必要以上の音声を収録してたらしいです。しかもあの収録は「さとうくん」「たなかくん」などから、もはや日本語ではない…というか、どこの言葉でもない言葉「のぴょ」とか「こぴろん」とかいうのまで、同じトーン同じリズムで淡々と喋り続けなければいけなかったのです。その数1000以上。最後の方はもはやトランス状態でした…。でもきっとその音声を切り出す作業をしたスタッフさんの方がもっと大変だったんでしょうね…。

 考えてみたらEVSって、近頃話題の初音ミクなどボーカロイドの前身でもあったかもしれませんね。それを10年前にやっていたのだから、実はすごいことなのかもしれません。

 しかし、そのEVSも本編にはデータ容量の問題で全員分入らないという事態に…! ま、仕方無いですよね…プラットホームがプレイステーションでしたからね。EVSが全員分入っていないにも関わらずディスク5枚組でしたしね。もし今PS3とかで出せば、1枚で本編+全員分のEVSとかも余裕で入るんでしょうね。もしかしてPS2でも入ったりして?
 …とか思っていたら、なんと発売10周年を記念してゲームアーカイブスで「ときめきメモリアル2」が配信されました! 本編も全員分のEVSもダウンロードできてしまうらしいですよ!
 あれほど苦労した(?)ディスクの入れ替えもなしにPS3やPSPでお手軽に遊べるようになってしまうなんて…。…はぁ…すごい世の中になったものです…。これが10年という月日の流れなのかもしれませんね…。

ときめきメモリアル2 ときめきメモリアル2
2009年11月25日よりゲームアーカイブス(PSP/PS3)として「ときめきメモリアル2 コナミ ザ・ベスト」を、キャラクター別EVS音声作成用アペンドディスク3枚(9キャラクター分収録)を1つにまとめた「ときめきメモリアル2 EVSアペンドディスク」とあわせて配信しているので(各600円)、当時ときめいた方もそうでない方も、気になる方はぜひ遊んでみましょう。詳細は【こちら】(編)。
ときめきメモリアル4 シリーズ15周年で、ナンバリングタイトルとしては8年ぶりの新作となる「ときめきメモリアル4」は12月3日にPSP用ソフトとして発売予定です(編)。

 そんな「ときめきメモリアル2」10周年の…というより「ときめきメモリアル」シリーズ15周年の記念すべきこの年に「ときめきメモリアル4」が発売されることになりました。なんと今回は原点に立ち返って舞台はきらめき高校なんだそうですよ。あの懐かしの制服も登場しますし、当然あの伝説の樹もそのままのようです。しかしというかやはりというか、15年の月日を経てなんだか垢抜けた感じがするのは、きっと気のせいではないでしょう。

 そして新音声合成システムで「ときめきメモリアル2」のEVSとは比較にならないほど滑らかに名前を呼んでくれるようになったらしいです。これもまた時の流れなのでしょうか…。その他にも新システムが採用されていたりお楽しみミニゲームももちろんあります。

 なんだかんだで発売目前。とにかく楽しみです! …というわけで、次回は「ときめきメモリアル4」なのですよ!

小菅真美さん



ゲームアーカイブス「ときめきメモリアル2 コナミ ザ・ベスト」
(C)1999 Konami Digital Entertainment

「ときめきメモリアル4」
(C)2009 Konami Digital Entertainment

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