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【鉄拳6】内容充実で誰もが楽しめる対戦格闘ゲームの最高峰

文:Randolph Ramsay(GameSpot AU) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年11月09日 08時00分
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良い点

  • 楽しさとスピード感、緊張感のある格闘
  • 充実したトレーニングオプション
  • 多彩なキャラクター
  • 豊富なカスタマイズオプション
  • 完成度の高いシナリオキャンペーンモード

悪い点

  • オフラインのシナリオキャンペーンに2人協力プレイがない
  • ロード時間の長さ

 各ファイターの膨大な数の技、難しい空中コンボ、複雑なカウンター、そして過去5作を通じて進化を遂げてきた難解で癖のあるゲームプレイ。それでもなお、「鉄拳6」はすべてのプレーヤーを温かく迎え入れてくれる対戦格闘ゲームだ。追加された強力なコンボ、(新鮮味に欠けるところはあるが)再び鉄拳をプレイするのに十分な興味深い改善は見逃せない。また、シリーズ初心者には、さまざまな設定が可能な練習モードや、多角的なプレイが楽しめるシングルプレイのシナリオキャンペーンモードが「The King of Iron Fist Tournament」の世界に誘う入り口となる。そのほかにも、奥深いがとっつきやすいシステム、アーケード版にはない秀逸な追加要素の数々など、本シリーズを家庭用ゲーム機における対戦格闘の一大ブランドに押し上げた優れたクオリティは健在だ。本シリーズをまったくプレイしたことのない初心者であろうと、時折プレイするだけであろうと、はたまた指を脱臼させることなく10連コンボを放てるプレーヤーであろうと、すばらしい出来の本作は非常に楽しめる1本となるだろう。

 内容の充実はまず本作の登場キャラクターにみられる。三島一八、レイ・ウーロン、ポール・フェニックス、ニーナ・ウィリアムズ、風間仁といったかつての強豪から、リリやナチス信奉者風のドラグノフといった「鉄拳 DARK RESURRECTION」から新登場したキャラクターも含めて、41人ものボリューム感あふれるラインアップとなっている。シリーズのファンから見ても、キャラクターがすし詰め状態で初めは識別にも苦労するようなキャラクター選択画面には、少々圧倒されるかもしれない。しかし、ひとたびお気に入りのキャラクターを探し出してプレイし始めてしまえば、年季の入った鉄拳プレーヤーなら、従来のキャラクターの動きに加えられた調整や変更の大半は軽微なものであることがわかるだろう。キャラクターのほとんどに新しい技が1〜2個追加されているとともに一部の構えも修正されており、過去の作品で強力な破壊力を誇った一部のコンボもわずかに威力が弱まったように見える。こうした変化にもかかわらず、今作で再登場したキャラクターたちはみな違和感がなく、お気に入りのキャラクターの動きを覚え直さないといけないと感じることはない。

 もちろん、本作で家庭用ゲーム機に初登場した6人の新キャラクターも忘れてはいけない。米国出身でその巨体に似合わずスピーディーな動きを見せる巨漢のボブ、ドイツ出身でマーシャルアーツの達人である中性的なレオ、スピードよりパワーを重視した、スペイン出身のけんか好きなミゲル・カバジェロ・ロホ、禍祓いの一族の一員であり不気味で独特な構えから技を繰り出すザフィーナ、見た目は無邪気な少女だが実はジェットパックとチェーンソーを駆使して戦うアンドロイドのアリサ・ボスコノビッチ、そして代を重ねて蛮行を繰り返す三島一族と何らかの関係を持つラース・アレクサンダーソン(その動きは仁や一八と類似)の6人である。その中でも、最もユニークなのがザフィーナだ。その独特の動きでかがんだ姿勢から攻撃を繰り出し、四つんばいで地面をはい回る姿は、おぞましいタランチュラのようである。一方、アリサの実に奇妙な動きは単純に楽しめる。自分の頭を爆弾にしたり、腕に装備したチェーンソーでさまざまな攻撃を見せてくれたりする。

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